今回ご紹介するのはHiKOKI製18Vランダムオービットサンダー『SV1813DA』。
2022年6月に登場した割と新しめの機種でHiKOKIとしては初の”コードレス”ランダムオービットサンダ。
ブラシレスモータを搭載し研削量はAC機と同等以上な上、6段階変速でシーンに合った使い方が可能。
Bluetooth対応バッテリを装着すれば集じん機との無線連動し効率的でクリーンな作業が行えます。
今回はそんなHiKOKIのハイスペック機種『SV1813DA』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- HiKOKIユーザーで18Vやマルチボルトバッテリを既に持ってる
- マキタのBO180Dとどっちにしようか迷ってる
別の機種が良さそうな方
SV1813DAのラインナップ
SV1813DA(NN):本体のみ
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ペーパー | #120×2枚 |
その他付属品 | 集じんアダプタ(A)/(B) |
SV1813DA(XP):フルセット(初代バッテリ)
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | BSL36A18×1個 |
充電器 | UC18YDL2 |
収納ケース | ー |
付属ペーパー | #120×2枚 |
その他付属品 | 集じんアダプタ(A)/(B) |
SV1813DA(XPZ):フルセット(第二世代バッテリ)
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | BSL36A18X×1個 |
充電器 | UC18YDL2 |
収納ケース | ー |
付属ペーパー | #120×2枚 |
その他付属品 | 集じんアダプタ(A)/(B) |
SV1813DAの価格帯
ラインナップ | 定価 | ネット価格 |
---|---|---|
SV1813DA(NN) ※本体のみ | 24,200円 | 15,700円 |
SV1813DA(XP) ※初代バッテリ | 57,400円 | 41,800円 |
SV1813DA(XPZ) ※第二世代バッテリ | 60,300円 | 42,400円 |
BO180DRG (フルセット) | 55,600円 | 43,400円 |
『SV1813DA』の本体のみであれば15,700円となっており、マキタの18V「BO180D」(14,000円)よりも1,700円高価。
ランダムサンダとしての性能的にはほとんど差は無いのでマキタ・HiKOKIどっちもバッテリ持ってるのであれば安い方「BO180D」でいいと思います。
HiKOKIでバッテリから揃えようと考えてる人は『SV1813DA(XP)』(初代バッテリ)か『SV1813DA(XPZ)』(第二世代バッテリ)の2つの選択肢がありますが、その価格差は数百円程度。
タイミングによっては価格が逆転してることも。
初代と第二世代でバッテリ容量は同じですが、第二世代バッテリの方が落下時の耐衝撃性能や耐水性能が飛躍的にUPしており、数百円の差であれば第二世代バッテリ『SV1813DA(XPZ)』でいいです。※今後、在庫数が減るにつれて初代バッテリの方が価格が上がっていくでしょうし。
\SV1813DAの最新価格は以下からチェック/
SV1813DAの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは本体のみ『SV1813DA(NN)』。
SV1813DA(NN)のセット内容
- ランダムサンダ本体
- ダストバッグ
- サンディングディスク#120×2枚
- 集塵アダプタ(A)/(B)
- 取扱説明書
バッテリを取り付けるとこんな感じ。
マキタと同じく本体背面に差し込んで取り付ける形。
バッテリ&ダストバッグ装着時で重さはほぼ2.0kg。
マキタ「BO180D」が1.8kgなので、やや重たい。
なお、バッテリ容量は半分以下にはなりますが、軽くして使いたいなら18Vバッテリ「BSL1820M」を装着して使えば約1.6kgになります。
ペーパー・パッド
ペーパーはベルクロタイプの一般的な形状。
純正ペーパーでなくてもホームセンターで安価に手に入るので安心です。
騒音値
フルMAX稼動時の動作音は92dB程度となっており、体感的には掃除機の強モードぐらいの音の大きさ。
回転数を落とせば最小で75dB程度で隣の部屋でも聞こえるかどうかぐらいの音量まで落とせます。
マキタ「BO180D」と比べるとMaxだとほぼ同じ音量、ミニマムだと『SV1813DA』の方が音は小さく、周囲への騒音が気になる場合は『SV1813DA』の方が安心して使えます。
吸塵・集塵機能
自己集塵
HiKOKI公式HPでは集塵率80%と高い自己集塵機能を持っている『SV1813DA』。
ダストバッグは素材もしっかりしており、耐久性も高く、汚れた際には水洗いも可能。
集塵機との接続・連動
筆者、HiKOKIの集じん機を持っていないため、マキタ集塵機との接続になりますが、マキタ集塵機に付属されてるジョイントH「424009-2」※マキタ用アダプタを使用して集塵機とも接続可能です。
各種機能
機能 | 内容 |
---|---|
速度調整機能 | ダイヤル式:6段階 |
ロック機能 | (ON/OFFスイッチ) |
自己吸じん機能 | 有り |
集じん機連動 | 無し |
防水・防塵 | 無し |
電子制御 | 無し |
その他機能 | ブレーキ |
速度調整はダイヤル設定で扱いやすい
ON/OFFは前面のスイッチ、速調はダイヤル設定となっており、初心者~玄人まで扱いやすい設計。
回転数は6段階に設定でき、材質や用途によって細かく設定可能になってます。
材質・用途 | ペーパー粒度 | ダイヤル設定 | ||
荒仕上げ | 仕上げ | |||
一般的な研磨作業 | 180 | 400 | 3~6 | |
さび落とし、汚れ落とし | 120 | 240 | 2~4 | |
塗装剥がし | 40 | 80 | 2~4 | |
木材 | 軟質材 | 60,80 | 240 | 3~6 |
硬質材 | 60 | 180 | 3~5 | |
合板 | 240 | 320 | 2~4 | |
金属 | アルミ | 80 | 240 | 2~4 |
鉄 | 60 | 240 | 3~6 | |
ステンレス | 120 | 240 | 3~6 |
防じん・防水機能は無し
ある意味粉塵をまき散らす側の工具ですが、防じん機能は無し、で防水機能も無し。
基本的に自己集塵でほとんどの粉塵は吸ってくれますので工具本体内部にあまり粉塵は入り込まないかもですが、やはりIP(防塵)は取ってくれていた方が安心はします。
とは言いつつも、執筆時点(2024年11月)で防じんの方のIP規格を持っている機種は少なくともマキタ・HiKOKIでは無いので。。。(マキタのフラグシップ機種である「BC001G」や「BC005G」も防じんの方のIPは規定されてない。防水側はIPX4)
他機種との比較
マキタ「BO180D」との比較は以下ページで解説してますので、こちらをご覧下さい。
⇒【これ買っとけば間違いない♪】BO180D_マキタ18Vランダムサンダー_BO180DZ・BO180DRG
実際に使ってみる
材料 | 使用ペーパー |
杉板+墨線 | マキタ・ペーパーディスク #120 A-16885 |
SPF+水性塗料 | マキタ・ペーパーディスク #120 A-16885 |
実際に使ってみての感想は、コードレスによる取り回しの良さは言うまでもなく(集じん機繋げちゃうと半減ですが。。。)、研磨力についても申し分なしです。
『SV1813DA』のHiKOI公式HPで研削量はAC100Vコード式「SV13YB」と同等以上と謳っているだけありますね。
マキタ「BO180D」と比較しても遜色ないですし、やはりどちらを選ぶかはご自身のバッテリプラットフォームに合わせて良しです。
SV1813DAのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
コードレスながらAC機同等以上の研削力♪ | ✕ |
バッテリ込みだとやや重い |
〇 | 6段階ダイヤル式調整で用途に合った調整が容易 | ✕ | 防じん・防水機能は無し |
〇 | 集じん機無しでも自己集塵で十分吸塵できる♪ | ✕ | マキタ「BO180D」よりわずかに価格が高い |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『SV1813DA』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- HiKOKIユーザーで18Vやマルチボルトバッテリを既に持ってる
- マキタのBO180Dとどっちにしようか迷ってる
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回は『SV1813DA』をレビューしました。
ちょくちょく話に出てきている通りマキタの「BO180D」か『SV1813DA』か。
人にオススメするなら?と聞かれれば、「バッテリ何持ってる?」「んじゃそっちで」となるぐらいの甲乙つけがたい両者。
個人的にどっちか選べと言われれば、どっちかというとダイヤル設定の『SV1813DA』の方が好み。(「BO180D」のスイッチ式にあまり慣れてないだけですが。。。)あくまでも超個人的な好みなので悪しからず。