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【バランスの取れた18V標準機。だが・・・】R18DC,R18DC(S)_HiKOKI18V充電式コードレスクリーナー_(NN),(MAB)

今回ご紹介するのはHiKOKI製18Vコードレスクリーナー『R18DC』。

2023年10月に「R18DB」の後継機として登場し、新型ノズル(床用ノズルB)採用、低騒音を追求し使いやすさUP

HiKOKIの18Vバッテリーやマルチボルトバッテリーをお使いならまず選択肢となるスタンダード機種です。が、HiKOKIの強みであるマルチボルトバッテリーがあるがゆえ「R36DB」という強力なライバルがいるのもまた事実。

今回はそんな『R18DC』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKI18Vのコードレスクリーナーを探している
  • マルチボルト使ってるけどスペックより価格重視

別の機種が良さそうな方

  • マルチボルト使いで5,000円くらいならスペックに投資する
    ⇒HiKOKI436V「R36DB
  • 18V/マルチボルト使いでどうしても紙パック式がいい
    ⇒HiKOKI18V「R18DPA」

R18DCの立ち位置

  R18DC R18DC(S) R18DTC R18DPA
外観
集塵方式 カプセル式 サイクロン式 カプセル式 紙パック式
容量 560ml 400ml 560ml 400ml
スイッチ ワンタッチ ワンタッチ トリガ ワンタッチ
吸込仕事率 40W 25W 40W 33W
1充電使用量 40分 40分 40分 40分
重量 1.7kg 1.8kg 1.7kg 1.8kg
定価(税別:本体のみ)
※2025年5月時点
13,300円 16,200円 12,100円 15,000円
発売年月 2023年10月 2023年10月 2023年10月 2024年9月

HiKOKIの18Vコードレスクリーナーのラインナップは上表にある通り4種類。

集塵方式(カプセル式/サイクロン式/紙パック式)で大別され、カプセル式のみスイッチタイプがワンタッチタイプ(R18DC)とトリガタイプ(R18DTC)が準備されてます。

どの機種も『R18DC』をベースに集塵方式を切り替えたものになるので、性能に大差は無し。

集塵方式でどれがいいかを選んで、カプセルタイプならワンタッチかトリガか。といった選び方になって来ると思います。

ちなみに、サイクロン+トリガ式が良い場合には「R18DTC」と「1段サイクロンユニット」を購入して切り替える方法もありはします。

R18DCのラインナップ

R18DC』のラインナップは全部で2種類。

カプセル式の『R18DC』とサイクロン式の『R18DC(S)』の本体単体のラインナップのみで、バッテリーと充電器がセットになったラインナップは正式には無しです。

HiKOKIのHP上では記載されておりませんが、Amazon限定で本体色:黒色+バッテリー+充電器付が販売されているので、気になる方はチェック✔

R18DC(NN):本体のみ(カプセルタイプ)

本体色ホワイト
バッテリー無し
充電器無し
サイクロン無し
集塵用品ハイクリーンフィルタ(内蔵)
その他付属品サッシノズル

R18DC(S)(NN):本体のみ(サイクロンタイプ)

本体色ホワイト
バッテリー無し
充電器無し
サイクロン1段サイクロン
集塵用品ハイクリーンフィルタ(内蔵)
その他付属品サッシノズル

R18DC(S)(MAB):ブラック本体+バッテリー+充電器

本体色ブラック
バッテリーBSL1830C×1個
充電器UC18YFSL
サイクロン1段サイクロン
集塵用品ハイクリーンフィルタ(内蔵)
その他付属品サッシノズル

R18DCの価格帯

ラインナップ定価ネット価格
R18DC(NN)
本体のみ(カプセル)
13,300円9,200円
R18DC(S)(NN)
本体のみ(サイクロン)
16,200円11,600円
R18DC(S)(MAB) ※Amazon限定
本体黒(サイクロン)フルセット
20,400円

 本体のみの『R18DC(NN)』であれば1万円を切る価格となっており、既に18V/マルチボルトバッテリーをお持ちの場合、お安くコードレスクリーナーを導入可能

サイクロンタイプなら『R18DC(S)(NN)』で11,600円で、『R18DC(NN)』よりも2,000円ちょいお高めとなってますが、メンテナンスの手間を省けると考えれば、妥当な投資かなと思います。

あとは、Amazon限定の『R18DC(S)(MAB)』ですが、セット品のバッテリー「BSL1830C」は約14,000円、充電器「UC18YFSL」は約6,300円で販売されておりバッテリーと充電器だけで20,300円・・・もし「18Vまだ持ってないよ」という方にはかなりお得なセット品になってます。

\R18DCの最新価格は以下からチェック/

R18DCの基本スペック

外観

今回購入したのは『R18DC(NN)』の本体のみ(カプセルタイプ)の商品。

バッテリ(マルチボルトバッテリ:BSL36A18X)を取り付けたお姿。

サイクロンタイプの『R18DC(S)』だとこう。

こちらはわざわざ『R18DC(S)』を購入したわけでは無く、アタッチメント品の1段サイクロンユニットを別で購入して取り付けたものです。

装着バッテリノズル無しノズル有り
バッテリ無し996g約1.2kg
BSL1820M(2.0Ah)1374g約1.6kg
BSL36A18X(18V-5.0Ah)1740g約2.0kg

ノズル・パイプ有りで小容量バッテリー(BSL1820M)なら1.6kg、マルチボルトバッテリー(BSL36A18X)なら2.0kg。

1時間以上連続して使うことがなければ、小容量バッテリーで軽くして使う方がベター。

持ち手はラバー素材になっており、滑りにくく扱いやすい。

ただやっぱり持ってみた感じ、マルチボルトバッテリだと若干重いですね。。。

スイッチ

スイッチ仕様は「強」ボタンと「標準/弱」ボタン、「切」ボタンとなっておりHiKOKI標準仕様。

ここは上位機種の「R36DB」と同じ♪

カプセルタイプでもサイクロンタイプでもスイッチ仕様は同じです。

ode

集塵タイプ

R18DC』であればカプセルタイプとなっており、のカプセルタイプは吸い取ったゴミがカプセルの中に溜まっていく仕様。

内部フィルタにはハイクリーンフィルタが採用されており、下位機種に付属の不織布フィルタと比べて細かいゴミをしっかりキャッチ。掃除中の排気もキレイにしてくれます♪

R18DC(S)』のサイクロンタイプだと、黒いダストケースにゴミは溜まっていくスタイルです。

中のフィルタはハイクリーンフィルタと不織布フィルタの2層構造。サイクロンでゴミを遠心分離するだけでなく2層のフィルタでサイクロンで分離できなかった細かいゴミも逃さずキャッチ

フィルタは分解して丸洗いできるので、お手入れも簡単です。

サイクロンユニットの取付

ラインナップにある通り1段サイクロンはもちろん対応。

もしも、『R18DC』(カプセルタイプ)を購入した後にやっぱりサイクロンにしたいな。。。との場合でも安心♪

アタッチメントの「1段サイクロンユニット」を購入すれば、後からでもサイクロンタイプに変身可能です。

同じくアタッチメントとして販売されている「2段サイクロンユニット」ですが、こちらは『R18DC』にも取り付けられはするんですが、「2段サイクロンユニット」の適用機種ではないため、使う場合はあくまでも自己責任。

あとにも出てきますが、2段サイクロンユニットを使うには吸引力が足りずにサイクロンの力を十分に発揮できないとの理由と考えられます。(適用機種の「R36DB」は吸引仕事率155W、『R18DC』は40W・・・その差は歴然です)

性能測定

騒音値

R18DC』の無負荷時の動作音は78dB(弱)~82dB(強)となっており、マキタの同価格帯品「CL181FD」等と比べてもかなり静か

吸引力としては劣りますがマキタのHiスペック機種で静音性に好評のある「CL284FD」とも同等の騒音値となっており、音を気にする人にとっていい『R18DC』は良い選択肢となります。

ちなみに、上の表中には示せていないですが、サイクロン式『R18DC(S)』とした場合でも音の大きさは同じ。動画の後ろの方にサイクロン式での測定がありますので、気になる方はご覧ください。

吸引力

プロット形状はサイクロン種類を表す:●印→サイクロン無し、♦印→1段サイクロン、■印→2段サイクロン、
プロット色はモード種類を表す: 青→強オレンジ→標準緑→弱

吸込仕事率は、掃除機の吸込力の強さをW(ワット)で表すもので、次の計算式によって算出されます。
吸込仕事率=真空度×風量×0.01666※
真空度…ゴミを浮き上がらせる力
風量…浮き上がらせたゴミを運ぶ力
※ JISで規定している換算係数

「吸込仕事率」ってなに? | 三菱電機 よくあるご質問 FAQ

上の式内にある風量は「風速×面積」で表されるため、上の「風速-真空度」のグラフでは右上に行けば行くほど、吸引仕事率は高くなります。

当ブログオリジナルの吸引力測定治具で測定してみた結果は、同価格帯のマキタ「CL181FD」やHiKOKIの「R18DTC」と同程度。

1段サイクロンを取り付けるとやはり吸引力は低下しますが、普段のお掃除に支障をきたすほどではないです。

特筆すべきは2段サイクロン取り付け時(■印)で、強モードでも吸引力はほとんど出ておらず、やはり適用外機種ということもあり、「『R18DC』+2段サイクロン」の組み合わせはオススメできないです。

他機種との比較

  R18DC
(ハイコーキ‐18V)
R36DB
(ハイコーキ‐36V)
R14DB
(ハイコーキ‐14.4V)
外観
集塵方式 カプセル カプセル カプセル
容量 560ml 560ml 560ml
スイッチ ワンタッチ ワンタッチ ワンタッチ
吸込仕事率 【強】40W
【標準】30W
【弱】16W
【強】155W
【標準】65W
【弱】35W
【強】35W
【標準】26W
【弱】14W
1充電使用量 【強】40分
【標準】48分
【弱】66分
※BSL36A18X使用
【強】15分
【標準】30分
【弱】60分
※BSL36A18X使用
【強】42分
【標準】48分
【弱】68分
※BSL36A18X使用
重量 1.7kg 1.6kg 1.5kg
定価(税別:本体のみ)
※2025年月時点
13,300円 21,500円 12,700円
発売年月 2023年10月 2022年9月 2023年10月

R36DBと比較

「R36DB」との比較は以下ページで解説してますので、こちらをご覧下さい。
【HiKOKIクリーナーの最高峰♪】R36DB/R36DB(SC)レビュー_ハイコーキ36Vコードレスクリーナー

【概要】スペックは俄然「R36DB」が上。価格差も5,000円ほどしかなく、総合的に考えると当ブログとしては「R36DB」を強くオススメ

R14DBと比較

R18DC』と同時に発売された14.4V機種「R14DB」と比較。

同じワンタッチスイッチ&カプセル式タイプで、吸引力は若干ですが『R18DC』(40W)の方が「R14DB」(35W)よりも強い。

実使用上では分からないぐらいの違いです。

ode

ノズルやスイッチ、LEDの仕様は全く同じで、違うのは内部のフィルタのみ。

R18DC』がハイクリーンフィルタ、「R14DB」がプレフィルタ+フィルタを内蔵しており、細かいゴミの捕集性能は『R18DC』の方が上です。(ハイクリーンフィルタの方が捕集性のは39%高くなってます。)

実勢価格では『R18DC』(9,200円)と「R14DB」(8,800円)でほぼほぼ同額。

ということでスペックもお値段もほぼほぼ一緒の両機。

14.4Vバッテリーを既に持っているのであれば「R14DB」を選択しても良いとは思いますが、そもそも14.4Vは既に衰退傾向にあり今後のラインナップ追加は期待できない。

なので、「R14DB」(14.4V)か『R18DC』(18V)かで悩んでいるのであれば間違いなく『R18DC』(18V)がオススメです。

実際に使ってみる

床の素材ゴミの種類
フローリング紙くず、重曹
重曹(砂の代わり)
絨毯
タイルカーペット紙くず

カタログ上の吸引仕事率「40W」はHiKOKI「R36DB」(155W)やマキタ「CL284FD」(125W)のハイスペック機種と比べると低めですが、スタンダード機種内で考えると吸引力は高め。

実際に使ってみた感想としても、普段のお掃除に十分な性能をお持ちです。

重たいボルトやナットもある程度は吸えますが、ハイスペック機種ほどスムーズとはいかないので、家具の隙間や部屋の角などの奥まったところを掃除する際に、ノズルが届きにくいところまで効率的に広範囲を掃除できわけではないです。

そこまで求めるのであればやっぱりハイスペック機種を選択しなきゃですね。

ode

R18DCのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

本体のみであれば1万円弱とお買い得
旧モデルR18DBからの改善点はノズルのみ
ハイクリーンフィルタで捕集性能UP 上位機種R36DBとの価格差5,000円
マキタ同価格帯製品より動作音が静か    

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『R18DC』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKI18Vのコードレスクリーナーを探している
  • マルチボルト使ってるけどスペックより価格重視

別の機種が良さそうな方

  • マルチボルト使いで5,000円くらいならスペックに投資する
    ⇒HiKOKI436V「R36DB
  • 18V/マルチボルト使いでどうしても紙パック式がいい
    ⇒HiKOKI18V「R18DPA」

まとめ

ということで今回は『R18DC』をレビューしました。

マルチボルト使っていてもそこまでハイスペック機種はいらないから安い方が良い方や、18Vバッテリーを使っている方にとっては良い選択肢となる機種。

ただ、18V機種としてはスペックと価格のバランスの取れた良機であることは間違いないんですが、「R36DB」(価格差5,000円)を考えてしまうと、その存在意義が薄れてしまうのが実情です。。。

HiKOKIの強みであるマルチボルトが裏目に出てる感じですかね。

ode

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ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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