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【スライド式と差込式はどう違う?オススメはどっち?】マキタ10.8V・Li-ionバッテリについて解説

DIYをいざ始めようといろいろ調べているとたどり着くであろう、マキタ10.8Vのスライド式と差込式は何が違うの?互換性はあるの?んで、結局どっちがいいの?問題。

最初に結論からいうと、バッテリの形状が違って互換性は無く、スライド式の方がオススメ

本記事では、差込式とスライド式の違いについて解説いしますので、マキタの10.8V用工具だからって買ったらバッテリ付かなかった。。。

なんて悲しい事態に直面しないようしっかりと知識を蓄えておきましょう。

マキタ10.8V差込式とスライド式の違い

バッテリ形状が異なり、互換性は無し

マキタ10.8Vバッテリには差込式とスライド式の2種類がある

画像を見ていただければわかる通り、差込式とスライド式ではバッテリの形状が大きく異なります

差込式は筒状のバッテリで電動工具に名前の如く差し込んで取り付ける方式。

スライド式は箱状で電動工具に名前の如くスライドして取り付ける方式。

この形状の違いから、同じ電圧ではあるものの差込式とスライド式のバッテリの互換性は無く、差込式バッテリ用工具にスライド式を取り付けたり、スライド式バッテリ用工具に差込式を取り付けたりして使用することはできません。

バッテリの容量はスライド式の方が豊富

差込式派1.3Ahのみ、スライド式は1.5Ah,2.0Ah,4.0Ah,5.0Ahがある
容量差込式スライド式
1.3AhBL1013
1.5AhBL1015
2.0AhBL1020B
4.0AhBL1040B
5.0AhBL1050B

バッテリ容量の種類で比較すると、差込式が1種類(1.3Ah)に対し、スライド式が4種類(1.5Ah,2.0Ah,4.0Ah,5.0Ah)。

差込式は容量を上げようにも、工具の中に差し込む形状であるがゆえ、バッテリを大きくすることが難しく、1.3Ahのみとなっており、長時間連続で作業する場合は、途中途中で充電が必要になります。

対して、スライド式は制約なく外形を大きくできる(限度は有りますが)ため、1.5Ah~5.0Ahと容量の幅が広く、自分の作業に合ったバッテリを選択することが可能です。

ラインナップ数はスライド式が圧勝

出典:マキタ総合カタログ2024

現在の機種ラインナップ数では、差込式が21モデル

DF033D(スライド式)とDF030D(差込式)
出典:マキタ総合カタログ2024

スライド式が122モデルと、ランナップではスライド式が圧勝。

マキタ10.8Vにおいては差込式の方が先に登場し、スライド式は数年遅れで誕生した歴史があるものの、工具の種類ではスライド式の方が多く、色んな工具に使い回しが可能です。

最近ではDIYブームの流れからマキタさん(HiKOKIさんも)は10.8V工具の拡充にも力を入れているわけですが、新しく登場してくるのはスライド式のみ。

今後、差込式が増えてくることは期待できないです

取り扱いの面での違い

差込式はグリップが太くなりがち

すべての工具がそうではないですが、差込式は持ち手(グリップ内部)にバッテリが入り込んでいる物が多く、その分グリップが太くなりがちです。

写真はドライバドリルの「DF030D」(差込式)と「DF033D」(スライド式)の比較写真となっており、「DF030D」(差込式)の方がグリップが太くなっているのがお分かりになると思います。(工具全体で見ると「DF030D」の方がコンパクトなんですが・・・)

そのため、手が小さい方にとってはスライド式の方が作業しやすく・負担が少ないです。

DF030DとDF033Dのグリップの太さ比較
差込式とスライド式 - 7

わたしでも差込式「DF030D」は使えなくはないですが、スライド式の方が握りやすく疲れにくいです。

充電時間はスライド式の方が短い

差込式バッテリとスライド式バッテリの充電時間の違い
容量差込式
使用充電器:DC10WA
スライド式
使用充電器:DC10SA
1.3AhBL1013
フル充電:50分
1.5AhBL1015
フル充電:22分
2.0AhBL1020B
フル充電:30分
4.0AhBL1040B
フル充電:60分
5.0AhBL1050B
フル充電:75分

それぞれセット品に一般的についている充電器(差込式:DC10WA、スライド式:DC10SA)で比較すると、フル充電までの時間はスライド式の方が断然早い

BL1013(差込式・1.3Ah)がフル充電に50分かかるのに対し、BL1015(スライド式・1.5Ah)の方が容量が若干大きいにも関わらず充電時間は半分以下。

使う前に前もって充電できていればと思いますが、作業の合間に充電が切れたとか充電し忘れてたなんてことはよくあること。

作業が開始できない、作業が再開できない、、、ってのはなかなかストレスですから、充電時間が短いに越したことはないです。

価格では差込式に軍配

差込式スライド式
バッテリ単体BL1013
価格:4,950円
BL1015
価格:5,660円
充電器単体DC10WA
価格:4,000円
DC10SA
価格:5,200円
ドライバドリルセット
(バッテリ1個&充電器)
DF030DWSP
価格:11,600円
DF033DSHS
価格:14,731円
インパクトドライバセット
(バッテリ1個&充電器)
TD090DWSPW
価格:11,400円
TD110DSHSW
価格:14,000円

価格で比較してみると、バッテリ単体でBL1013が4950円に対し、BL1015が5,600円と数百円お高め。これは容量分と見ることもできますが、いずれにしても、BL1013の方がお安く手に入るのは間違いないです。

工具とのセット商品で見ても、性能の近いドライバドリル・インパクトドライバ各々で比較して差込式の方が2~3千円ほどお買い得です。

差込式

スライド式

まとめ:オススメはスライド式

マキタ10.8Vバッテリ(差込式/スライド式)

以上のことをまとめると。

差込式スライド式
容量の種類1種類4種類
ラインナップ数21モデル122モデル
工具の扱いやすさ
充電時間長い短い
価格安い高い

ということで、差込式かスライド式かでお悩みの方は断然、スライド式をオススメします。

「いやいやとにかく価格重視!工具をそんなに集めるつもりは全くない!」という方は差込式の方がお財布には優しいですが、DIY楽しくていろいろ工具集めちゃうかもですよ(笑)

ちなみに、私はよく調べずに差込式から入った人です。

ode
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ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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