今回ご紹介するのはマキタ製10.8Vジグソー『JV103D』。
10.8Vジグソーの中で唯一のブラシレスモータ搭載かつソフトノーロードやブロワ機能など便利機能が満載なハイスペックモデル♪
速調はダイヤル式、ブレードの取り付けも工具レスのワンタッチで使い勝手も良し。
今回はそんな当ブログのDIY向けNo.1推しジグソー『JV103D』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- ジグソーの扱いに自信が無い
- 使いやすさのためなら少々価格が上がっても許容できる
- 粉塵環境や屋外での作業はあまりなく、防じん・防水機能は不要
別の機種が良さそうな方
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/
JV103Dのラインナップ
JV103DZ:本体のみ
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ブレード | マキタB-10(木工用)×1本 |
その他付属品 | ダストノズル フロントカフス24 カバープレート |
JV103DSH:バッテリ&充電器セット
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | BL1015×1個 |
充電器 | DC10SA |
収納ケース | プラスチックケース |
付属ブレード | マキタB-10(木工用)×1本 |
その他付属品 | ダストノズル フロントカフス24 カバープレート |
JV103Dの価格帯
ラインナップ | 定価 | ネット通販価格 |
---|---|---|
JV103DZ (本体のみ) | 23,900円 | 17,200円 |
JV103DSH (バッテリセット) | 35,100円 | 25,000円 |
JV101DZ (本体のみ_10.8V) | 15,000円 | 11,000円 |
JV184DZ (本体のみ_18V) | 28,800円 | 21,000円 |
『JV103DZ』の本体のみだとAmazonで17,200円となっており、これは同じ10.8Vの下位モデル「JV101DZ」と比べ6,000円ほどお高くなってますが、その価格差を埋めるだけの機能が搭載されており、『JV103DZ』に手を出す価値は全然あります。
ほぼ『JV103D』の18V版「JV184D」と比較すると4,000円ほどお安くなってますが、違いは電子制御や防じん・防水設計があるか無いか。
電子制御は大きな負荷がかかっても回転数が落ちないように制御するもの、防じん・防水設計はその名の通り、粉塵や雨に対して耐性があるかどうかなので、かなり分厚い材料を切ることが多いとか使用環境が粉塵まみれとか屋外が多いとかであれば頑張って「JV184D」を選ぶ方が良いですね。
ちなみに、バッテリと充電器がセットになっている『JV103DSH』だとだいたい25,000円ぐらいが最安となってます。
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JV103Dの基本スペック
外観・基本スペック
購入したのは『JV103DZ』。
『JV103DZ』のセット内容はこれらの通り。
集塵機接続用のアダプタが標準付属なので、いちいち集塵機接続できるか調べて、適合するアダプタを調べて・・・の作業がないのは地味に嬉しい点。
JV103DZのセット内容
- ジグソー本体 JV103D
- ブレード マキタB‐10(木工用)×1本
- カバープレート
- 集塵アダプタ(ダストノズル・フロントカフス24)
- 取扱説明書
バッテリ(BL1040B:4.0Ah)を取り付け。
外観は18V「JV184D」とそっくりですね。
BL1040Bバッテリ搭載時でほぼ2kg。
短時間でもいいので軽くして使いたいならBL1015(1.5Ah)で約1.8kg。
いずれにしても重すぎず軽すぎずといったところで、切断時の安定性もありつつ、持ち運びに苦慮することもなさそうです。
ブレードの種類・取り付け方法
ブレードの形状はBタイプで他の多くのジグソーとブレードが共用可能。
取付に関しても、工具が不要なワンタッチタイプ♪
取り付けるときはブレードを下から差し込むだけ、取り外すときはブレードが刺さっている箇所の黒いレバーを回すだけで外れます。
いちいち六角レンチを取り出してくるくる回して、レンチを直して、材料切って、またレンチ取り出して・・・がいらないです。
いちどワンタッチを経験したら、六角タイプには戻れないです。
騒音値
無負荷時の動作音は90dBで、マキタ・HiKOKI・その他で検証できている中では静かな方。
特にDIYerにおいては気になる点ですが、特段大きな音を出すわけでは無いので、日中での使用であれば問題ないレベルですね。
もちろん、夜間の使用は厳しいですし、集合住宅とかで音に関してかなり気を使わないといけないのであれば、ちょっと考える必要はあると思いますが。
少しでも音は小さい方がいいという方は、パワーは落ちるけどDCMの「T‐JS108V」を考えるのも手としてはあります。
スピード調整・オービタル・稼動ロック
機能 | 内容 |
---|---|
スピード調整方法 | ダイヤル |
オービタル機構 | 切+3段階 |
稼動ロック | 可能 |
スピード調整方法
ブレードの上下スピードは切断する材料などによって調整が必要となりますが、そのスピードを『JV103D』ではダイヤルを回すだけで調整可能です。
ダイヤル式の他にはトリガを引く深さで調整する方法もありますが、こちらはどれくらいのスピードに調整したらいいのかよく分からなかったり、切断中にスピードが意図せず変わってしまったり扱いに慣れが必要で初心者には不向き。
『JV103D』ではダイヤルを1~5の好きな位置に合わせるだけでOKで、トリガを浅く引こうが深く引こうが速度は変わらないので、スピード調整がめちゃくちゃラクです。
材料にあったスピードにしないとブレードがすぐにダメになったりします。
材料 | 設定ダイヤル |
---|---|
木材 | 4~5 |
軟鋼板 | 3~5 |
ステンレス | 3~4 |
アルミ | 3~5 |
プラスチック | 1~4 |
オービタル機構
オービタルは材料や用途に合わせ0(切)とⅠ~Ⅲの4段階で設定可能。
オービタル設定 | 用途 |
---|---|
0(切) | 軟鋼板・ステンレス・プラスチックの切断 木材・合板のキレイな切断 |
Ⅰ | 軟鋼板・アルミ・硬質木材の切断 |
Ⅱ | 木材・合板の切断 アルミの高速切断 |
Ⅲ | 木材・合板の高速切断 |
稼動ロック
主電源スイッチ | 不意の起動を防いでくれる安全機能 |
ロックオンスイッチ | スイッチONにてトリガから手を離しても 運転を継続してくれる便利機能 |
ロックオンスイッチは安価な機種でも搭載されることが多いので割愛。
主電源スイッチはその名の通り電源ON/OFFスイッチで、電源をONするまではトリガーを引いても動き出すことは無いので、意図せずにブレードが動き出して怪我をしたり、材料を傷つけたりする可能性を抑えてくれます。
ON後にもう一回主電源スイッチを押すことで電源OFFはもちろん、電源ONのまま約10秒間放置すると勝手にOFFとなるので、OFFし忘れによる不意の起動も防いでる安全機能です。
一回一回スイッチを押さないといけないのはやや手間ですが、後悔先に立たず。安全第一です。
その他便利機能
機能 | 内容 |
---|---|
ソフトノーロード機能 | 有り |
ソフトスタート機能 | 有り |
ブロワ機能 | 有り |
電子制御 | ー |
低振動設計 | ー |
防じん・防水 | ー |
LED | 有り |
電気ブレーキ | 有り |
ソフトノーロード機能
ダイヤルを最速の「5」設定にしていても、無負荷時は「2」設定までしか回転が上がらず、切断時以外の動作音と振動を抑えてくれます。
また、回転(ブレードの上下スピード)がゆっくりになっていることでブレードの墨線合わせがしやすくなるメリットもあります。
切断を開始して負荷がかかると設定されたスピードまで回転を上げ、切断が終わって負荷が無くなるとまた低速に戻ります。
※ソフトノーロード機能は解除することも可能で、解除方法は取扱説明書に記載があります。
LED
『JV103D』ではブレード上部にLEDを搭載。
切断時に暗くなりがちなブレード周辺を照らしてくれるため、墨線が見やすくカットの精度も上がります。
そのほか、低振動設計や防じん・防水などは非対応
18Vや40Vmaxの上位機種に適用されている低振動設計や防じん・防水。
『JV103D』ではそこまでの機能は搭載しておらず、もしもそこまで求めるのであれば「JV184D」や「JV002G」を候補に検討ください。
他機種との比較
同じ10.8Vの下位機種「JV101D」と比較してみます。
JV103D | JV101D | |
---|---|---|
電圧 | 10.8V | 10.8V |
切断能力 | 90mm | 65mm |
ブレード方式 | Bタイプ | Bタイプ |
ブレード取付 | ワンタッチ | 六角 |
速度調整 | ダイヤル | トリガ |
主な機能 | ソフトノーロード ソフトスタート ブロワ LED 電気ブレーキ | 電気ブレーキ |
ネット販売価格(目安) ※執筆時点 | 17,200円 | 11,000円 |
『JV103D』が10.8V高機能版で「JV101D」が10.8V格安版。
まずは切断能力から違っており、『JV103D』(90mm)の方が「JV101D」(65mm)よりも分厚い材料を切断可能なほどパワーがあり、65mmまではいかなくとも2×4材等厚みを持った木材も『JV103D』の方がラクに切断が可能となってます。
機能面では明らかに『JV103D』の方に軍配があり、より正確かつ丁寧な作業が可能となってます。
また、特に初心者の方にお伝えしたいのが速度調整方法で、『JV103D』がダイヤル式となっており、トリガの押し具合で速度を調整しなくて済むので、扱いが非常に簡単です。
もちろん、予算の都合もあるので、機能・操作性はおいといて価格面を重視したい方は「JV101D」を選択する方がもちろん良いですが、当ブログとしては特にDIYerには『JV103D』をオススメしたい。
実際に使ってみる
材料 | 厚さ | 速度 |
SPF材 | 1×4材(厚さ19mm ) | 5(max) |
2×4材(厚さ38mm) | 5(max) | |
ラワン合板 | 厚さ15mm | 5(max) |
アルミ板 | 厚さ2mm | 3 |
鉄板 | 厚さ3.0mm | 3 |
実際に使ってみての感想はやはり、今まで書いてきたように「JV101D」と比べて断然扱いやすい。
ダイヤル式で速度調整がストレスフリーなのはもちろん、切断能力も高いので2×4も難なく切断可能♪
ストローク数と幅を見ても、各種ジグソーの中でも上位に位置し、切断スピードも申し分ないです。
JV103Dのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
ダイヤル式でスピード調整がラク♪ | ✕ |
下位機種JV101Dと比較すると6,000円ほどお高い。 |
〇 | 切断能力が高く切断スピードも速い | ✕ | 防じん・防水機能はなし |
〇 | ソフトノーロードやブロワ機能など便利機能が豊富♪ |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『JV103D』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- ジグソーの扱いに自信が無い
- 使いやすさのためなら少々価格が上がっても許容できる
- 粉塵環境や屋外での作業はあまりなく、防じん・防水機能は不要
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回は『JV103D』をレビューしました。
マキタ10.8Vのハイエンドモデルだけあって機能豊富で使いやすさ抜群♪
お財布的にちょっと痛むかもしれませんが、実際の作業を考えると特にDIYerに当ブログとしては推したい一品です♪
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