今回ご紹介するのは高儀(EARTHMAN)製AC100Vジグソー『JSW-100SC』。
販売価格が5,000円台と格安にもかかわらず、切断能力63mmでスピード調整機能、ブロワ機能もありでブレード取付もワンタッチ♪
コード式のため取り回しはやや気になりますが、となっており、コスパ抜群のDIY向け機種。
今回はそんな『JSW-100SC』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- DIY向けのジグソーを探している
- マキタやHiKOKIなどのメーカにはこだわらない
- コード式でも構わない。
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/
JSW‐100SCのラインナップ
『JSW-100SC』は電源コード式となっており、販売ラインナップとしては本体のみの1種類。
JSW-100SC:本体のみ
本体色 | グレー |
バッテリー | (コード式) |
充電器 | (コード式) |
収納ケース | 無し |
付属ブレード | 木工用×1本 |
その他付属品 | ガイド 六角レンチ |
JJSW-100SCの価格帯
ラインナップ | 定価 | ネット販売価格 |
---|---|---|
JSW-100SC (本体のみ) | オープン | 5,000円 |
T-JS108V (DCM:本体のみ) | オープン | 5,500円 |
T-JS108V (DCM:バッテリ付) | オープン | 9,110円 |
M421 (マキタ:本体のみ) | 12,600円 | 9,000円 |
『JSW-100SC』の販売価格は5,000円前後。
Amazonで見るとタイミングによって若干の変動はしますが、大体5,000円は切っている印象です。
他のDIY向けで当ブログオススメ機種のDCM「T-JS108V」はバッテリ無しであれば同価格ですが、バッテリ・充電器も揃えようとすると+4,000円ほどとなっており、『JSW-100SC』の方がお買い得です。
この辺りはコード式のメリットですね♪
マキタの最安機種「M421」(9,000円)と比較しても、その格安さは十分伝わるかと思います。
\JSW-100SCの最新価格は以下からチェック/
JSW-100SCの基本スペック
外観・基本スペック
『JSW-100SC』の外箱。
一応、収納用の箱としては使えますが、ただの紙製の箱なので箱の耐久性は皆無です。
実際に届いた時から側面が若干破れてましたが、まぁ仕方ないかなと。。。
『JSW-100SC』の付属品たちはコチラ。
JSW-100SCのセット内容
- ジグソー本体
- 木工用ブレード×1本
- ガイド
- 取扱説明書
ジグソー本体。
六角レンチも付属してるはずが、、、とだいぶ探したところ、電源コードの根っこのところにありました。
そんなところに・・・
質量は約1.9kgでジグソーとしては普通の重さ。
※電源コードは含まず
程よい重量感で、切断時にも安定感がありそう。
持ち手とトリガがラバー素材となっており、グリップ感は良きです。
ブレードの種類・取り付け方法
ブレード形状はBタイプで、他ジグソーほとんどの機種との共用が可能。
ブレードの取付方法もワンタッチタイプなので、六角レンチなどの工具は不要。
ブレードの取り付け・取り外しの度に六角レンチを取り出して、くるくる回して、六角レンチを戻して・・・の手間がいりません。
騒音値
『JSW-100SC』の無負荷時の動作音は約95dB。
これは他のDIY向けジグソーと比べるとやや大きめとなっており、マキタの10.8V各機種(「JV100D」「JV101D」「JV103D」)よりも大きめ。
昼間であればそこまで神経質になる必要はないかと思いますが、それでもかなり気を使わないといけない環境だと、「T-JS108V」とかを選んだ方が良いかもです。
スピード調整・オービタル・稼動ロック
機能 | 内容 |
---|---|
スピード調整方法 | ダイヤル |
オービタル機構 | 切+2段階 |
稼動ロック | 可能 |
スピード調整方法
ブレードのスピード調整は初心者にも扱いやすいダイヤル式となっており、切断する材料に合わせた調整がラク♪
トリガの押し込み量での無段変速調整だとどうしてもジグソーの扱いに慣れていないとスピードを一定に保つのが難しいため、ダイヤルだけで調整できるのは非常にありがたいです。
ダイヤルは1~6・MAXの7段階で設定できるため、様々な材料に対応が可能です。
材料 | ダイヤル設定 |
---|---|
木材 | 4~MAX |
アルミ | 3~6 |
軟鋼板 | 3~6 |
プラスチック | 1~4 |
オービタル機構
上下するブレードに更に前後運動が加わることで、材料を効率よく切断できるオービタル機構。
『JSW-100SC』では3段階(切・Ⅰ・Ⅱ)の設定が可能となっております。
マキタやHiKOKIなどの他機種では4段階(切・Ⅰ~Ⅲ)が一般的なので1段階少ないですが、それでもDIY向けとして十分な機能となってます。
設定 | 用途 |
---|---|
切 | 曲線切断・穴あけ切断 軟鋼板・アルミ板・プラスチック 木材/合板のキレイな切断 |
Ⅰ | アルミ板・木材・合板 |
Ⅱ | 木材/合板の高速切断 |
稼動ロック
ロックスイッチ | 不意の起動を防いでくれるスイッチ |
ロックオンスイッチ | スイッチONにてトリガから手を離しても 運転を継続してくれる便利機能 |
『JSW-100SC』では不意の起動を防いでくれるロックスイッチは無く、電源コードを繋いだあとすぐにトリガー操作でブレードが稼働します。
普通に使っている分にはあまり気になりませんが、ふとした時に不意にトリガーを押してしまい、ブレードが上下⇒最悪の場合、怪我してしまうことも十分にあり得ます。
有名メーカの上位機種だとロックスイッチがついており、ブレードを止めて数秒後に勝手にロックが掛かる機能があるため安全性が考慮されてますが、本機種ではそこまでの機能は搭載されていないため、「使わない時は電源コードを抜く」を心がける必要ありです。
もう一つのロックオンスイッチですが、こちらはトリガーをON状態で固定してくれるスイッチで、トリガーから指を離してもブレードが上下運動を継続してくれるようになってます。
トリガーを気にせずに墨線に集中できたり、長い距離や円切りをするときに、切断の途中で手を持ち替えたりする際にブレードがいちいち停止せず流れで切断できたりと、使い勝手がいい機能になってます。
その他便利機能
機能 | 内容 |
---|---|
ソフトノーロード機能 | 非対応 |
ソフトスタート機能 | 非対応 |
ブロワ機能 | 有り |
電子制御 | 非対応 |
低振動設計 | 非対応 |
防じん・防水 | 非対応 |
LED | 無し |
電気ブレーキ | 無し |
ブロワ機能搭載で墨線が見やすい
『JSW-100SC』は切断時に出てくる切りくずを前方に吹き飛ばしてくれるブロワ機能を搭載。
材に書いた墨線が切りくずで見えない、いったん止めて息で切りくずを吹き飛ばし、切断してまた見えなくなって・・・結果切り口がガザガザに・・・
なんて事態を避けられ、墨線を確認しながらキレイに切断することが可能です♪
その他便利機能は無し
ブロワ機能以外はこれと言って機能は無し。
防水機能も無いので屋外で工具類を使うことが多い人は突然の雨などに注意が必要。
他機種との比較
類似機種の比較としてマキタのDIY向けジグソー「M421」と比較してみます。
M421 (マキタ) | JSW-100SC (高儀) | |
---|---|---|
電圧 | AC100V | AC100V |
切断能力(木材) | 65mm | 63mm |
ブレード方式 | Bタイプ | Bタイプ |
ブレード取付 | 六角レンチ | 工具レス |
主な機能 | ー | ブロワ |
ネット販売価格(目安) ※執筆時点 | 9,000円 | 5,000円 |
どちらも同じAC100Vのコード式であり、切断能力もほぼ互角。(若干マキタM421の方が能力は高いが、誤差範囲と言えばそれまで)
ブレードのタイプはどちらもBタイプですが、ブレードの取り付け方法はM41が六角レンチを使用するタイプに対し、JSW-100SCは工具レスタイプ。
ブレードの取り付け・取り外しの度に工具を取り出す&六角レンチで回すのは非常に手間であり、ここで『JSW-100SC』の方が大きくリード。
主な機能についても、「M421」は特にこれと言った機能は無いのに対し、『JSW-100SC』はブロワ機能を搭載。
価格の面では、『JSW-100SC』(5,000円)の方がM421(9,000円)より格段にお財布に優しいとの結果となってます。
じゃぁ「M421」の良さは何なんだ?となりますが、サポートの受けやすさかなと。
120か所を超え全国各地に点在するマキタの営業所ですぐにサポートが受けられ、何かあった時の対処の速さ・安心感はマキタ製品を選ぶことのメリットになります。
とはいえ、単純なコスパという面で考えると、この比較に関しては、『JSW-100SC』に軍配ですね。
実際に使ってみる
材料 | 厚さ | 速度 |
SPF材 | 1×4材(厚さ19mm ) | max |
2×4材(厚さ38mm) | max | |
ラワン合板 | 厚さ15mm | max |
アルミ板 | 厚さ2mm | 4 |
鉄板 | 厚さ3.0mm | 4 |
DIYでよく使うSPFの1×4材や2×4材、合板(厚さ15mm)もスムーズに切断可能♪
コード式のため切断時にはコードの位置に注意が必要なため取り回しにやや煩わしさを感じますが、それ以外は文句なしです。
複数の素材を切断しましたが、速度調整はダイヤル式でトリガの押し込み量を気にする必要はないですし、やはりジグソー初心者の方でも扱いやすい機種と、改めての印象です。
ちなみに切断速度は中の下ぐらいの位置。
実際に使ってみて、そりゃマキタの40Vmax『JV002G』やHiKOKI36V「CJ36DA」よりも切断にやや時間がかかる印象ではありますが、1日に何時間もジグソーを扱い続ける人でなければ、この作業効率は正直気にしなくていいレベルですね。
JSW-100SCのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
DIYでよく使う2×材も難なく切断可能 | ✕ |
有名メーカほどのサポートは受けられない |
〇 | バッテリ不要・本体のみで5,000円と破格 | ✕ | 動作音はやや大きめ |
〇 | 速度調整がダイヤル式で初心者でも扱いやすい | ✕ | 搭載機能は限定的 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『JSW-100SC』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- DIY向けのジグソーを探している
- マキタやHiKOKIなどのメーカにはこだわらない
- コード式でも構わない。
まとめ
ということで今回は『JSW-100SC』をレビューしました。
決して機能が豊富というわけではないですが、ブレード取付が工具レスだったり、速度調節がダイヤル式だったりと、使い勝手の面に特化している印象。
それでいて価格が5,000円程度となっており、ライトユーザにとって非常に手を出しやすい機種になっております。
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/