今回ご紹介するのはアイリスオーヤマ製10.8Vジグソー『JJS101』。
ドライバドリルやインパクトドライバなどなど低価格でコスパ良しな各種電動工具を販売しているアイリスオーヤマさん。
今回も良コスパ品を期待してたんですが、結論は。。。う~ん。あまりオススメはしないかな。。。
ということで詳細は以下、『JJS101』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- 他にアイリス製の10.8V工具を持ってる
- 是が非でもコードレス品にこだわりたい
- そして可能な限り低価格で
別の機種が良さそうな方
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JJS101のラインナップ
本体のみ
本体色 | 白 |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ブレード | 木工用×1本 |
その他付属品 | 六角レンチ |
バッテリ&充電器付属
本体色 | 白 |
バッテリー | 1個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | ー |
付属ブレード | 木工用×1本 |
その他付属品 | 六角レンチ |
JJS101の価格帯
ラインナップ | 定価 | Amazon価格 |
---|---|---|
JJS101 本体のみ | 8,980円 | 7,500円 |
JJS101 バッテリ&充電器セット | 12,080円 | 8,500円 |
JSW-100SC (高儀) | オープン | 5,000円 |
T-JS108V (DCM) | オープン | 本体のみ:5,500円 バッテリセット:9100円 |
『JJS101』は本体のみだとだいたい7,500円、バッテリと充電器を付けると8,500円となってます。
本体のみとセット品の価格にあまり差が無く、「バッテリを持ってないよ」という方でも割と導入しやすい機種。
ただ、ライバル機種となる高儀のコード式「JSW-100SC」だともっと安い5,000円、コードレスのDCM「T-JS108V」だと本体のみでは『JJS101』の方が2,000円ほど高く、バッテリ付では価格に差は無しとなってます。
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JJS101の基本スペック
外観・基本スペック
今回購入したのは『JJS101バッテリ&充電器付』で、アマゾンで8,500円。
JJS101のセット内容
- ジグソー本体
- バッテリ×1個
- 充電器
- 木工用ブレード×1本
- 六角レンチ(本体付属)
- 取扱説明書
バッテリを取り付けた状態がコチラ。
他のアイリスオーヤマ工具と同じく白と黒を基調とし要所にオレンジを加えたデザイン。
電動工具一式をアイリスオーヤマで揃えれば統一感がでておしゃれではありそうです。
重さは約1.6kg。
バッテリが小容量なこともあり、コードレスジグソーの中では軽量の部類。
実際に持ってみても、重心バランスは良く、特に持ちにくいといったことはないです。
なお、プレートはガツンとやってしまうと簡単に曲がってしまいそうな薄板素材。耐久性に関してはやや不安が残ります。
ブレードの種類・取り付け方法
ブレード形状はBタイプとなっており、他ジグソーとも共用でその辺のホームセンターなどでも手に入りやすい。
また、ブレードの取り付け・取り外しは工具レスのワンタッチタイプで、低価格なのにストレスフリーな点はポイント高いですね。
騒音値
『JJS101』の無負荷時の動作音は約92dB(当ブログ調べ)となっており、他のジグソーと比べるとやや静か。
やや静かといっても、それなりに作業音は出るので使う場所&時間帯は考慮が必要。
なお、環境的に少しでも静かな方が良いという方にはDCM「T-JS108V」がオススメ。
スピード調整・オービタル・稼動ロック
機能 | 内容 |
---|---|
スピード調整方法 | トリガ |
オービタル機構 | 切+3段階 |
稼動ロック | 不可 |
スピード調整方法
ブレードの上下スピードはトリガの押し込み量による調整となっており、ジグソーの扱いに慣れていない人にとっては切断中に一定速度に保つのはなかなか至難の業。
ブレードの上下スピードは切断する素材や仕上げ具合によって調整が必要ですが、スピードを落としてあげないと切断面が粗々になってしまったり、金属を切る際にはブレードがすぐにダメになってしまったり。
高儀「JSW-100SC」やDCM「T-JS108V」はダイヤルを回すだけでトリガの押し込み量は無関係なので上下スピードの調整がしやすく、DIYerや初心者にとってはダイヤル設定の方がありがたいです。
オービタル機構
オービタルは材料や用途に合わせ0(切)と1~3の4段階で設定可能。
オービタル設定によってブレードの上下運動に前後運動が加わるため、材料への食い込み・切り粉の排出が良くなり、作業が効率的に行えます。
要因 | オービタルポジション 3 ⇔ 0 |
---|---|
材料の硬さ | 軟質材 ⇔ 硬質材 |
材料の厚さ | 厚い ⇔ 薄い |
切断速度 | 速く切る ⇔ ゆっくり切る |
直線切りor曲線切り | 直線 ⇔ 曲線 |
仕上がり程度 | 悪くてもいい ⇔ キレイな仕上げ |
稼動ロック
ロックスイッチ | 不意の起動を防いでくれる安全機能 |
ロックオンスイッチ | スイッチONにてトリガから手を離しても 運転を継続してくれる便利機能 |
『JJS101』ではロックスイッチを押し込んでからでないとトリガを押し込めない構造になっており、安全面を考慮した設計となってます。
一度トリガを押し込んでしまえばロックスイッチは押し込み位置で保持されるのでずっと押しておく必要はなく、作業時の邪魔にはならない。
他のハードロックと異なる点は、トリガを離すとロックスイッチは自動的に「ロック」位置に戻るので、ロックし忘れによる不意の起動も防げるのは評価高いですね。
(マキタの「JV103D」や「JV182D」などは電子スイッチになっており、一定時間作動させないと自動的にロックが掛かる)
その他便利機能
機能 | 内容 |
---|---|
ソフトノーロード機能 | ー |
ソフトスタート機能 | ー |
ブロワ機能 | 有り |
電子制御 | ー |
低振動設計 | ー |
防じん・防水 | ー |
LED | ー |
電気ブレーキ | 有り |
ブロワ機能で作業性GOOD
『JJS101』では切断時に出てくる切りくずを吹き飛ばしてくれるブロワ機能を搭載。
切断時に出る切りくずが材の上に乗っかることで折角書いた墨線が見えない。。。てことを回避してくれるブロワ機能。
やや風量は控えめな気はしますが、作業性を向上させてくれる機能です。※KYOCERA(旧RYOBI)「MJ-50A」(ブロワ強すぎてヤバい)を使ったあとだからそう感じるだけかもですが。
あとの機能に関しては、バッテリ付で1万円を切る低価格帯ジグソーに多くを求めるのはさすがに酷ですね。
実際に使ってみる
材料 | 厚さ | 速度 |
SPF材 | 1×4材(厚さ19mm ) | (max) |
2×4材(厚さ38mm) | (max) | |
ラワン合板 | 厚さ15mm | (max) |
アルミ板 | 厚さ2mm | (50%程度) |
率直な感想としては、バッテリ付で1万円を切る価格としても、他の機種にした方が賢明。
1×材や2×材も切断できることはできますが、オービタルをmaxにしても中々スムーズな切断とはいかず、マキタの純正ブレードを使っていても他機種と比べるとストレスを感じてしまいます。
さらに、付属ブレードだと更に切れ味が悪く、時間がかかる上に、切断面もボロボロになってしまう始末。。。
他の機種と同じような使い方をしてますが、この機種だけ自分の使い方が悪かったのかと思ってしまう。
ただ、まぁ切れなくはない。です。
JJS101のメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
バッテリ付で1万円を切る格安品 | ✕ |
切断能力に疑問符 |
〇 | 他のアイリス工具とバッテリが共用できる | ✕ | ブレードスピード調整が初心者には難しい |
〇 | ロック機構やワンタッチ取付などユーザーに嬉しい機能も搭載 | ✕ | ちゃんとしたブレードの購入は必須 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『JJS101』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- 他にアイリス製の10.8V工具を持ってる
- 是が非でもコードレス品にこだわりたい
- 安ければちょっとくらい性能落ちても我慢できる
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回はアイリスオーヤマ製『JJS101』をレビューしました。
アイリス製の他の電動工具が値段の割にしっかりしていたので結構期待していたんですが、少々残念な結果に。
カタログスペック的には悪くないんですが、どうしても使用感が他と比べると劣ってしまうかなと。
当ブログ的には他の選択肢の方が良いかなが正直な結論です。
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