今回ご紹介するのはHiKOKIのインパクトドライバ『FDS12DAL』。
10.8VのDIYモデルで安くインパクトを手に入れたいという方にオススメの機種。
HiKOKIの緑ではなくて、本体色が青紫なところは好みが分かれそうですが、DIY用途としては十分な性能を搭載。
今回はそんなインパクト入門機『FWH12DAL』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- DIY用にとりあえずインパクトが欲しい
- 正直、使用頻度はあまり多くない
- 安心メーカーの、できればお安い機種で
別の機種が良さそうな方
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FWH12DALのラインナップ
『FWH12DAL』はインパクト本体のみの正式ラインナップはなく、バッテリ付きのみの展開となってます。
台数限定でさくら色のインパクトも生産。バッテリ1個なのに(2ES)とお値段はほぼ一緒ではありますが、無骨な電動工具が多い中、こういったオシャレなラインナップは特に女性の方にとってDIYを楽しめるものにしてくれると思います。
お気に入りの工具があるとDIYがより一層楽しくなりますよね♪
FWH12DAL(2ES):バッテリ2個
本体色 | 青紫 |
バッテリー | 1.5Ah×2個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | プラケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット |
FWH12DAL(2ES):バッテリー2個+ビットセット
本体色 | 青/白 |
バッテリー | 1.5A×2個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | プラケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット、ビット10本セット |
FWH12DAL(ES)(P):バッテリー1個
本体色 | さくら色 |
バッテリー | 1.5Ah×1個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | プラケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット |
FWH12DALの価格帯
ラインナップ | 定価 | Amazon価格 |
---|---|---|
FWH12DAL(2ES) | 27,100円 | 12,800円 |
FWH12DAL(ES)(P) | - | 12,200円 |
FWH12DAL(本体) | - | 6,900円 |
WH12DA(NN) | 13,000円 | 8,000円 |
WH12DD(NN) | 20,100円 | 14,900円 |
『FWH12DAL』の正式ラインナップに本体のみのラインナップは存在しないため、グラフの6,900円はあくまでも当ブログ試算。
グラフを見るとやはりHiKOKIのDIYシリーズは格安。
スペック的にほとんど変わらない「WH12DA」の半額程度で手に入るので、とりあえず何かインパクト持っときたいな。という方に手軽に購入できる機種かなと思います。
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FWH12DALの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
購入していたのは『FWH12DAL(2ES)』。
インパクトドライバーもドライバドリルと同じ箱ですね。
同じケースなのは綺麗に保管できるので地味に嬉しい。
セット内容
- インパクトドライバー本体:FWH12DAL
- 10.8V-1.5Ahバッテリ:BSL1215 ×2個
- 急速充電器:UC12SL
- ビット:No.2(+)
- 取扱説明書
1.5Ahバッテリー取り付け時。
まさに10.8V機種といったところで全体的にかなりコンパクト。
バッテリ(BSL1215)取り付け時の重さは約1.06kg。
女性の方でも簡単に扱える軽さになってます。
セット品のバッテリはプロ用と同じ
『FWH12DAL』自体はDIY向けではあるものの、付属しているバッテリはプロ向け工具と同じバッテリとなります。
なので、とりあえずインパクトは『FWH12DAL』でバッテリまで揃えて、インパクト以外はプロ用工具で本体のみ(NN)を買う。とか。
予備のバッテリとして持っておくとか、短時間の使用で済みそうな時用に所持バッテリのレパートリーを増やしとくとか、プロ用工具と合わせて自分の最適解を選択することが可能です。
初めはDIY工具、物足りなくなってプロ用に移行するときも、バッテリの買い替えの必要なし。
一方で、マキタの場合はプロ向け用とDIY向け用でバッテリが異なり、互換がありません。
DIY向けからプロ用に移行するにはバッテリから買い直す必要ありです。。。
バッテリもなかなかのお値段しますからね。プロ用とDIY用がバッテリ共通なのはHiKOKIの強みです。
FWH12DALの各種機能
機能 | 内容 |
---|---|
モード設定 | 非対応 |
ビットワンタッチ取り付け | 非対応 |
防水・防塵 | 非対応 |
Bluetooth通信 | 非対応 |
DIY向けなので、ハイエンドモデルに搭載されている各種機能は一切ありません。
駆動系についてもブラシモータを搭載しており、定期的なメンテナンスが必要になってきます。
正直、使用頻度が少なくDIY向けであれば高機能もブラシレスも必要ない方がほとんどだと思います。
他機種との比較
プロ向けDS12DAと比較
プロ向けの「WH12DA」と比較してみます。
おそらく、一番最初に目につくのは色の違いかと思いますが、その他スペックを比較してみます。
WH12DA | FDS12DAL | |
---|---|---|
モータ | ブラシモータ | ブラシモータ |
最大トルク値 | 110N・m | 110N・m |
最大回転数 | 2,700回転/分 | 2,700回転/分 |
最大打撃数 | 3,200回/分 | 3,200回/分 |
モード切替 | 無し | 無し |
その他機能 | LED | LED |
ん〜ドライバドリル「FDS12DAL」と「DS12DA」もそうなんですが、HiKOKI・10.8VのDIY向けとプロ向けローエンドモデルの違いがほとんどない。というか全く同じ。
色が違うのと、フックが付属してるかどうかの違いくらい。
なのに価格は数千円単位で違う。
どこに明確な差があるのか今度HiKOKIさんに聞いてみたいと思いますが、「WH12DA」か『FWH12DAL』かで悩んでいる方は、『FWH12DAL』選択でいいです。
※いや、数千円払ってもHiKOKIは緑だろ!という方は「WH12DA」でも否定はしませんが。。。
実際に使ってみる
コーススレッドやらピアスビスやら試し打ち
高電圧機種、10.8のプロ用(「WH12DA」を除くw)と比べるとパワーの差は確かに感じますが、パワーやスピードがそこまでない分、インパクト慣れしていない人にとっては反対に扱いやすい機種。
スピードが速すぎるとビスを打ち込みすぎたり、ネジ山をつぶしてしまったり、ビス頭を飛ばしたり。
さらに怖いのはビットを折ってしまった勢いで、ビスや材で手を切ったりといった怪我をしてしまうこともあるので、スペック的には劣りはしますがDIY用途には適した機種だと思います。
コーススレッド120mmのビス打ち速さ
当ブログでは120mmのコーススレッドのビス打ち速さで各機種を比較。
※木材硬さの違いや、トリガーの引き方の微妙な違い等の条件で誤差は多少あるかと思いますが、参考までに。
10.8Vでビス打ち最速を求めるなら「WH12DCA」(約3.0秒)ですが、『FWH12DAL』はその倍近い時間(約6.4秒)が掛かります。
それでも1本あたり約3秒の違い。DIY用途でこの3秒の違い気になります?
1日に何百本もビス打ちするDIYer(もはやDIYの域を超えてる)であれば気になるかもですが、一般DIYerであればスピードを求めて「WH12DCA」を選択するのは筋は良くない。
『FWH12DAL』で十分です。
DIY用途としては十分な性能
FWH12DALのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
とにかくお買い得♪ | ✕ |
作業スピードは速くない |
〇 | 軽くて扱いやすく、初心者にもちょうどいいスペック | ✕ | 110N・mとパワーは低め |
〇 | バッテリーがプロ用と共用 | ✕ | ブラシモータで定期メンテの必要あり |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『FWH12DAL』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- DIY用にとりあえずインパクトが欲しい
- 正直、使用頻度はあまり多くない
- 安心メーカーの、できればお安い機種で
別の機種が良さそうな方
- そこそこ使用頻度あるし、DIYモデルよりは性能上がいい。
⇒HiKOKI「WH12DD」、マキタ「TD111D」 - 信頼性が多少落ちても、とにかく安い機種を。
⇒アイリスオーヤマ「JID80」
まとめ
ということで今回は『FWH12DAL』をレビューしました。
マキタ・HiKOKIの中ではバッテリ・充電器込みでで一番安く手に入るDIYモデル。
スペックはそれなりですが、初心者が初めに扱うインパクトとしてはちょうどいいかと思います。
バッテリはプロ用と共用ですし、今後インパクトどれだけ使うか分からんしなぁ。という方は、とりあえずで手にとってもいいでしょう。
それでは。みなさんが自分に合った電動工具に出会えることを願って。
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