今回ご紹介するのはマキタの18V電動ドライバドリル『DF487D』。
18Vはマキタ電動ドライバドリルの中でもラインナップが充実しており、『DF487D』はその中のコンパクトタイプ。
コンパクト機種として人気を博した「DF483D」の後継機として、より扱いやすさを追求し2021年に発売された、割と新しい機種となってます。
今回はそんな18Vで最も取り回しやすい機種『DF487D』を紹介します。
こんな方にオススメ♪
- パワーよりも扱いやすさを重視したい
- 木工の穴あけはΦ36mmまでできれば十分
- コアビットの使用予定なし
別の機種が良さそうな方
DF487Dのラインナップ
『DF487D』は本体のみの「DF487DZ」と6.0Ahバッテリーが2個付属した「DF487DRGX」の2種類をラインナップ。
また、海外モデルにも目を向けると「XFD15」が『DF487D』と同等モデルとなってます。
DF487DZ
本体色 | 青 |
バッテリー | ー |
充電器 | ー |
収納ケース | ー |
その他付属品 | No.2(+)ビット、フック |
DF487DRGX
本体色 | 青 |
バッテリー | 6.0Ah×2個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | ハードケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット,フック |
海外品:XFD15ZB
『DF487D』との同等品で海外で取り扱われているのが「XFD15」。(Amazon等に出ているのはマキタUSAの並行輸入品)
日本モデルでは取り扱われていないブラックタイプの電動ドライバドリルです。
マキタブルーも良いけど、ブラックもカッコいいですね。
ただ海外品だとちょっと手を出すのに勇気が。。。
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DF487DZの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『DF487DZ』、楽天市場で約16,000円でした。
本体のみでバッテリーや充電器、ケースは付属してません。
一応付属品としてNo.2の(+)ドライバビットとフックが同梱されてます。
バッテリーや充電器を持っていない方は『DF487DRGX』の購入を検討ください。
バッテリー(6.0Ah)を取り付けるとこんな感じです。
やはり他の18V機種と比べてコンパクトで、既に扱いやすさがにじみ出てます。
バッテリー込みの重さは1.6kgで、マキタ18V機種の中では最軽量。
HiKOKIも入れるとDIYモデルの「FDS18DA」が18Vでは最軽量。
さすがに10.8Vや14.4Vよりも重くはなってしまいますが、コンパクト機種のラインナップはパワーがそこまで必要ない人にとってはありがたい一品。
持ってみた感想は、バッテリーのズッシリ感はありますが、ヘッドの小ささからやはり取り回しやすいの、予想通りの一言。
パワータイプの「DF458D」や「DF486D」を長時間連続使用すると二の腕がパンパンになりますが、『DF487D』なら長時間使っていても疲れにくい印象です。
他機種との比較
まずは同じ18V機種の中で『DF487D』の次にコンパクトな「DF484D」と比較。
写真を見てもらったら分かる通り、「DF484D」の方が一回り大きくなっている。
その分、トルク値が「DF484D」は60N・m、『DF487D』よりもより重作業に対応できる。
よく比較されるこの2機種について、
価格としては『DF487D』の方が2,000円程度安くなっているため、価格や取り回し重視なら『DF487D』。
より多くの作業がこなせるなら多少大きくてもいいとの考えならバランスの取れた「DF484D」
を選択するのがいいでしょう。
つづいて、同じコンパクトタイプで電圧違いの3機種。
意外なことにも、ヘッド長では18Vの『DF487D』が最もコンパクトになっている。
扱いやすさはこれに重量もかかわってくるので、一概に『DF487D』が一番扱いやすいとはならないが、それでも技術の進歩には驚かされる。
トルク値については左から32N・m、38N・m、40N・m、とそこまで大きな差はない。
ちなみに、、、
冒頭にも記載してましたが『DF487D』の前身は「DF483D」その電圧違いが「DF473D」となってます。
なので「DF473D」は1モデル古いと考えてもらいたいのと、じゃぁ「DF477D」なるものが出てもいいはずとなりますが、、、
14.4Vのラインナップの充実が期待できないことが見えてくるので、今から14.4Vに手を出すのはちょっと考えた方が良いってなります。
ということで、これから電動工具を集めるにあたって、いろんな電動工具を集めていきたい、重作業も対応できるよう備えておきたいなら、ラインナップが充実している18Vの『DF487D』。(10.8Vに無い工具や、高トルク機種にバッテリーを使い回せるという意味で)
今後も含め軽作業(家具組立とか簡単なDIYとか)で十分、予算的にも18V機種はちょっとな。。。なら、近年のDIYブームで需要が高まってきている10.8Vの「DF332D」でもいいのかなと思います。
実際に使ってみた感想
コーススレッド (木材:SPF材) | |
Φ4.2×65mm | ◎(余裕) |
Φ4.8×90mm | ◎(余裕) |
コーチスクリュー (木材:杉材) | |
Φ6×75mm | ○(可能) |
Φ9×75mm | △(低速なら) |
ドリル穴あけ (木材:SPF材) | |
Φ21mm | ◎(余裕) |
Φ36mm | 〇(可能) |
ホールソー穴あけ (木材:コンパネ) | |
Φ65mm | 〇(可能) |
18Vだけどパワーはそれなり
カタログ上のトルク値は40N・m。
コンパクトタイプであって、使って見た感じもパワーに関してはそれほど。が正直なところ。
HiKOKIまで含めると10.8V(DS12DD等)とさほど変わらいないトルク値になっているので、やはり取り回し重視の機種。
といっても、木工ならΦ36mmまで穴あけ可能だったり、ドライバドリルとしての性能は当然に持っているのでそこは見くびらないように注意です。
なめてかかったら簡単に手首いわすだけのパワーありますからね。
18Vでは取り回し最強
今回の記事でずっと言っている通り、実際に使って見てもその取り回しやすさは18V随一。
そんな18V機種で取り回しライバルになりそうなのはHiKOKIの「DS18DE」。
ただヘッド長は155mmと『DF487D』よりも5mm長く、重さも1.9kgと0.3kg重くなってるので、取り回しに関しては『DF487D』の方が勝ってるのではと思います。
クラッチリング操作が若干ストレス
操作性で唯一気になるのが、クラッチリングの操作。
コンパクトなヘッドを持つが故の代償になるんでしょうが、LEDライトがクラッチリングの下部に来ているため、回すたびに指先がLEDに当たり⇒つまみなおして回し、、、となるので若干ストレスです。
そんなに頻繁に設定を変える人は少ないと思いますし、慣れれば気にならなくレベル、さほど気にしなくてもいいレベルでしょうが。
他にダメ出しするとこなくて、粗探しした感。
DF487Dのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
抜群の取り回しやすさ | ✕ |
動作音が大きめ |
〇 | マキタ18V電ドラの中では最安値 | ✕ | パワーは18Vにしては物足りない |
〇 | 将来的にもバッテリーの汎用性が期待できる | ✕ | クラッチリングの操作感に若干難あり |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『DF487D』をオススメできる人と他機種の方が良さような人はというと。
こんな方にオススメ♪
- パワーよりも扱いやすさを重視したい
- 木工の穴あけはΦ36mmまでできれば十分
- コアビットの使用予定なし
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回は『DF487D』をレビューしました。
コンパクトタイプとのことで扱いやすさは事前にわかってましたが、まさか10.8Vの「DF332D」よりもヘッド長が短いとは予想もしてませんでした。
作業内容が決まっているプロの方、重作業はもうプロに任せて自分でやることは無いDIYer等々。
パワーとサイズはどうしてもトレードオフになってしまうので、自分に合った機種選びを。