どうも。ode(@etool_navi)です。
「電動ドライバドリルが新しく欲しいけど、10.8Vだとパワーが足りるか心配だし18Vだと持て余しそう。」
「マキタの14.4Vのバッテリーを持っていて電動ドライバドリルが欲しいけど、14.4Vの中でもどれを選ぶのが良いのか。」
などなど。悩んでおられるのではないでしょうか。
マキタの14.4V電ドラは「DF474D」と今回ご紹介する『DF473D』をラインナップ。
- DF473D:コンパクトタイプ→トルク控えめ
- DF474D:高トルクタイプ→ちょっとデカい
実は14.4V電ドラにはあと「MDF347D」がありますがバッテリの使い回しがほとんどできない機種です。
性能的にわざわざ「MDF347D」を買うよりは10.8V電ドラ(DF033DやDF332Dなど)を購入した方が満足度は高いと思います。
だけども『DF473D』ってどんなもん??
ということで、今回はマキタ『DF473D』についてレビューしていきます。
メリット | デメリット | ||
〇 |
14.4Vの中でのコンパクト機種で取り回しやすい | ✕ |
10.8Vで同トルク品があり、10.8Vの方がコンパクト |
〇 | 160ものモデルとバッテリを使い回せる | ✕ | コンパクト機種と言っても女性にはちょっと重め |
〇 | APT機能で木くずや雨にも耐えられる | ✕ | ライトユーザにとってはAPTは持て余す |
DF473Dの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『DF473DZ』の本体のみの商品。
付属品としてNo.2(+)ビットとフック、あとは取り扱い説明書が付いております。
- 本体
- No.2(+)ビット&フック
- 取扱説明書
バッテリを取り付けてみると、バッテリ自体が6.0Ah品ということもあり結構な大きさ。
1.5Ahバッテリを取り付ければかなりコンパクトに出来そうですが、バッテリを別途購入する必要があります。
バッテリー等のセット品である『DF473DRFX』のバッテリは3.0Ahとなります。
ビットチャックはキーレスチャックとなっており、ストレートシャンクと六角軸ビットのどちらも使用可能。
金属部分のマットさにちょっとした色気を感じます。
『DF473D』はブラシレスモータを搭載。
ブラシ交換のメンテナンスの手間が無く、サイズ的もコンパクトに。
ボディには【BLmotor】や【BRUSHLESS】の文字があり、スマートさをより引き立ててる印象。
良いものを持っている/使っていると所有欲も満たしてくれます。
グリップは他の電動ドライバドリルと変わりなく、相変わらず握りやすいです。
10.8V電ドラと比べると重さを感じますが、14.4Vの中でのコンパクト品ということもあり「DF474D」と比較すると軽く、扱いやすい。
6.0Ahバッテリーを搭載時の重さは1442g。
「DF474D」では同じ6.0Ahバッテリー搭載時で1614gなので『DF473D』の方が150g程度軽いことになります。
ちなみに、妻にこの『DF473D』を持ってもらいましたが、ちょっと持つだけならいいけど、これでずっと作業するのは無理~。
とのこと。妻が華奢なのもありますが、14.4Vの中ではコンパクトな方とはいえ、女性の方にはちょっと扱いづらいかもしれません。
何とか軽くして使いたいという方は、回避策としては1.5Ahバッテリ(BL1415N)を使う方法。
本体自体の重さが902gで1.5Ahバッテリが300gの計1200g。
これは10.8Vの「DF332D」とほぼ同じ重さですので、1.5Ahバッテリを装着すれば女性でもそこそこ扱える重さになりそうです。
14.4Vにこだわらないのであれば、より軽い10.8Vの電ドラがオススメ
バッテリーについて
『DF473D』に適合するバッテリーは以下の通り。
14.4Vバッテリーは161モデル(色違いも含む)の電動工具に使い回せます。
10.8Vは120モデルとなっておりで、10.8Vにはないサンダーやトリマーも14.4Vではラインナップしております。
(ちなみに18Vは356モデルと倍以上のラインナップとなってます)
また、電動工具をいろいろ集めたい人にとって高価なバッテリーを共用できるのは経済的に嬉しい。
実際に使ってみる
実際に木材へのネジ打ちと穴あけをしてみます。
使用木材 | 作業 | サイズ | 評価 |
SPF |
ネジ締め |
Φ4.2mm×65mm |
◎ (快適) |
Φ4.8mm×90mm | ◎ (快適) |
||
穴あけ | Φ21mm穴 | ◎ (快適) |
|
ウリン |
穴あけ | Φ21穴 | △ (ちょっと厳しい) |
Φ10穴 | ◎ (快適) |
使ってみた感想
パワーと取り回しのバランスが良い
『DF473D』は14.4Vのコンパクト機種ということもあって、「DF474」と比べるとパワーは控えめ。
とは言っても、DIY使いでは申し分ないパワーを有しており、
これじゃぁパワーが足りない。。。という場面は少ないと思います。
(よほど大きな穴を開けることが無ければ)
そのコンパクトさから「DF474D」よりも取り回しやすく、扱いにストレスを感じることも少ないでしょう。
女性には低Ahバッテリをオススメ
14.4Vのコンパクト機種とはいえ、6.0Ahバッテリを付けると約1.4kg。
上で書いたように妻としてはこれでずっと作業するのは無理とのこと。
1.5Ahバッテリー(BL1415N)であれば1.2kgまで軽くでき、10.8Vの「DF332D」(4.0Ahバッテリー搭載)と同じ重さに。
1.2kgでもちょっと重いけど、これならある程度使える。
1.5Ahでもフル充電であれば200本のネジを締めれるだけの容量があるのでDIY使いでは十分です。
14.4Vにこだわらない+とにかく軽い機種が良いという方には10.8Vの「DF030D」や「DB12DD」がオススメ。(どちらもバッテリー搭載時で約880gとかなり軽量♪)
耐久性が高く、長く使える
『DF473D』はAPTという機能つき。
これは防塵・防滴機能のことで、細かいゴミ(塵)や水滴が内部に侵入しないような構造になってます。
防水機能ではないのでご注意。
間違っても水に浸すなんてことはしないように。
電ドラの中にゴミや水が入り込むと、モータ機構にゴミが嚙みこんだり、電子回路に水が掛かってショートしたりと、故障につながります。
穴あけ時に出る木くずには細かい粉も含まれており、長期間使っていると中に粉が堆積。
また外で作業することも多いかと思いますが突然の雨でちょっと濡れてしまうなんてことも。
そういった塵と雫から守ってくれる長く使いたいヘビーユーザーには嬉しい機能。
また、ブラシレスモータを搭載しており、ブラシ交換の必要が無いことも長く使う上で嬉しいメリットですね。
DF473Dはどんな方にオススメか
以上の感想からどういった方に「DF473」はオススメできるか。
こんな方にオススメ♪
- 14.4Vバッテリを既に持っており、14.4V限定で電動ドライバドリルを探している
- なるべく軽い方が良い
- プロまたはプロ並みのハードDIYer
のすべてに当てはまる方。
反対に別の選択肢でいいのでは?という方は
別の機種が良さそうな方
- 14.4V品でなくてもいい
- 14.4Vバッテリを持っているが重さにそこまでこだわらない
- 防塵・防滴機能は要らない
という方。
14.4Vが良い!という方には、個人的には「DF474D」がオススメです。
『DF473D』はコンパクトタイプである分「DF474D」よりも200gほど軽くはなるものの、特に男性にとっては気になる人は少ないと思うのが正直なところ。
どうしても軽いほうがいいんや~!という方には『DF473D』が当然オススメですが、気にならない方は「DF474D」を購入する方が、パワー不足に出くわす場面が少なかったりと、結果的に満足度は高いと思います。
次に、14.4Vにこだわらない。また、プロ並みのハードユーザーでもない方。
『DF473D』の最大トルク値は38N・mですが、これは10.8VのHiKOKI製「DB12DD」と同じ最大トルク値です。
防塵・防滴ではない分、故障のリスクは上がりますが、DIYer等のライトユーザーにとって防塵・防滴は余剰機能。
『DF473D』の方がより良いものをもつ満足感/所有欲を満たすメリットはありますが、同パワーならよりコンパクトな「DB12DD」の方が選択肢としてアリかと思います。
合わせて読みたい
メリット/デメリット
以上、各機能と使ってみた感想からメリット・デメリットをまとめると
メリット | デメリット | ||
〇 |
14.4Vの中でのコンパクト機種で取り回しやすい | ✕ |
10.8Vで同トルク品があり、よりコンパクト |
〇 | 160を超えるモデルとバッテリを使い回せる | ✕ | コンパクトと言っても女性にはちょっと重め |
〇 | APT機能で木くずや雨にも耐えられる | ✕ | ライトユーザにとってはAPTは持て余す |
まとめ
ということで今回はマキタ14.4V電動ドライバドリル『DF473D』をレビューしました。
14.4Vと上には18.0V、下には10.8Vと中間に位置するため特出したメリットを見出すのは少し難しいかもしれません。
18Vまでは要らんけど10.8Vではちょっと物足りない。
そんな方や既に14.4Vバッテリを持っている方向けだなというところです。
もし14.4Vバッテリを持っていないのであれば敢えて14.4V品を選ぶよりも、パワーが必要な人は18V、コンパクトさを求めるなら10.8Vを選ぶ方が良いでしょう。
また、14.4Vの中で選ぶのであれば「DF474D」の方が個人的には良いのかなと思います。
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