どうも。ode(@etool_navi)です。
今回はマキタ製の電動ドライバドリル『DF332D』のレビューをしていきます。(バッテリーセット品の場合は『DF332DSMX』)
最近電動工具でも主流になってきているブラスレスモーターを搭載しており、同系統のDF333Dと比べ、小型・軽量。
ブラシ交換が不要などの省メンテのメリットもあり、10.8V電ドラの中でのハイエンドモデルとなっております。
ただ、上位機種なだけあってお値段はなかなか。
DIY使いとしては価格差までのメリットは正直感じにくい人が多いかなとの印象です。
揃えるなら、「少々価格が高くても性能が良いもの・最新のものが欲しい」という電動工具にはこだわりたい方にオススメしたい電ドラ。
良いものを持っているという所有欲もくすぐってくれます。
(DIY仲間やブログ読者さん、SNSフォロワーの方々から「ブラシレス使ってるの?いいなぁ」とかもですね)
メリット | デメリット |
・同電圧品と比べパワフル ・小型化実現により取り回しが良い ・ブラシの交換が必要なく省メンテ ・所有欲を満たしてくれる |
・価格が高い ・DIYちょい使いではメリットを感じにくい |
まずはDF332Dについて
基本スペック
まずはさらっと、『DF332D』の基本スペックから見ていきます
項目 | 内容 |
最大トルク | 32N・m |
バッテリ | 10.8V(スライド式) |
クラッチ | 20段+直結 |
速度切替 | 有り(2段階) |
回転速度調整 | 無段変速 |
回転方向 | 正転・逆転 |
チャック仕様 | ワンスリーブチャック |
ネジ締め本数 | 480本(Φ4.1mm×38mm) |
LED | 有り |
ブレーキ機能 | 有り |
質量 | 1.1kg(バッテリー込) |
購入した『DF332DSMX』
今回購入したのは『DF332DSMX』。
バッテリーと充電器、ハードケースがセットになった商品です。
バッテリーは4.0Ahの大容量で、1回の充電で長時間の作業が可能なバッテリーが2個。
『DF332DZ』は電ドラ本体のみ。バッテリーと充電器は別売りなので、既にバッテリーを持っている人向け。
購入の際にはご注意を。
- 本体
- バッテリー(2個)
- 充電器
- No.2(+)ビット
- 取扱説明書
- ハードケース
適合バッテリーについて
『DF332D』に適合するバッテリーは以下の通り。
「Ah」はバッテリーの容量を示しており数値が大きいほど、持ちが良くなる反面、上の画像の通り、サイズは大きくなります(当然重さも)。
上記バッテリーは他の電動工具とも共用でき、全部で120モデルと互換があります。
インパクトドライバーやクリーナーなど他の工具とバッテリーを共用し、電動工具本体だけ購入する。
のが、お買い物上手ってわけです。
バッテリーは高価だから、同じバッテリーの工具を揃えるのが経済的♪
価格
以下は10.8Vのマキタさんの電ドラ定価です。
型名 | DF332D | DF033D | DF333D | DF030 | DF330D | |
定価 | 本体のみ | ¥17,500 | ¥8,800 (‐¥8,700) |
¥10,800 (‐¥6,700) |
¥8,400 (-¥9,100) |
¥11,100 (‐¥6,400) |
セット | ¥39,300※ | ¥23,800 (‐¥15,500) |
¥25,800 (‐¥13,500) |
¥24,300 (‐¥15,000) |
¥27,000 (‐¥12,300) |
カッコ( )内の数値はDF033Dとの差額。セットはバッテリー×2、ハードケース。
※DF332Dのセットのみ、バッテリーが4.0Ah。その他は1.5Ahまたは1.2Ah。
上の表の通り、『DF332D』は10.8Vの他の電ドラと比べても倍近い価格となっており、中々手を出すには勇気がいります。
セット品になるとさらに価格差が広がってますが、これは付属のバッテリーの容量が他と違うため。
『DF332D』は4.0Ahの大容量バッテリー、その他は1.5Ahのバッテリーが付属してます。
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実際に使ってみる
実際に木材へのネジ打ちと穴あけをしてみます。
使用木材 | 作業 | サイズ | 評価 |
SPF |
下穴あけ | Φ3mm | ◎ (快適) |
ネジ締め |
Φ4.2mm×65mm |
◎ (快適) |
|
Φ4.8mm×90mm | 〇 (問題なし) |
||
穴あけ | Φ21mm穴 | ◎ (快適) |
|
ウリン | ネジ締め | Φ4.2mm×45mm | △ (できはするけど) |
穴あけ | Φ10穴 | ◎ (快適) |
パワー(トルク)はDIY用途としては十分
『DF332D』の最大トルクは32N・m。(カタログ値)
マキタの10.8V電ドラの中では最大パワーとなってます。
使ってみて確かにDF033Dよりもパワーは感じますが、劇的に!ってことはないです。(DF030Dと比べると結構違いは感じますが、、、)
軽量・安定した手持ち感
バッテリーを装着したときの重さは1206gとDF333Dでは1260gなので、ブラシレスになった結果50gほど軽くなってます。
グリップの材質は安定のソフトラバー。
手への食いつき良しで、太さも細めとなっているため、手が小さい人でも握りやすい。
ちなみにセット品ではないですが小容量(1.5Ah)のバッテリーを取り付けると重さが1038gと200gほど軽量に。
女性の場合だと、こちらの方が断然疲れにくく取り回しも良いですが、『DF332D』は1.5Ahバッテリーとのセット品が無いので、本体とバッテリーを別々に買う必要がありお財布には優しくないです。
※バッテリーをセットで買うと別々に買うよりも数千円単位で安いので。
なので、もし『DF332D』が欲しいけどというDIY女子へのオススメは『DF332D』は本体単体で買って、他のインパクトや掃除機などを1.5Ahバッテリーとのセット品を買う。ですね。
私が使うなら小容量のバッテリー。別でセット品で買ったバッテリーがあるからそれ使う。
自分が使うなら4.0Ahでも大丈夫。
DF333Dと比べ小型
DF333Dをブラシレスモータにしたものが『DF332D』と考えてもらって大丈夫なわけですが。
『DF332D』とDF333Dを並べてみると分かる通り、『DF332』の方が25mm短くなってます。
25mm??あんまり変わんない気がするんだけど。
実際手に取ってみると取り回しの違いに気づくと思うよ。
取り回しの良さもそうですし、狭いところでネジ締めをしたいときに電ドラが入る入らないの違いが出てきたり。
意外とこの25mmが効いてくる場面もあります。
騒音値はちょっと高め
空転時の騒音値は86dB。※当ブログ調べ
10.8V電ドラの中ではちょっと高めです。
日中であればそこまで気にする程の音ではないんですが、なるべく音は小さい方が。という方はDF030Dが良いかもしれません。
また、音質的にはプロ用に近い音がするため、作業していていい道具を使っているとの実感もあり、DIYが楽しくなるのはメリットですね。
使っていて楽しいのも意外と大事。
設定スイッチ
DF033Dでも書きましたが、トルクリングと正逆転スイッチはHiKOKIと比べてちょっと固め。
あくまでも比べたらわかる程度で、使い込んでいくうちに摩耗して柔らかくなっていく気もしますが。
DIY女子にはHiKOKIの方が扱いやすいかもです。
メリット/デメリット
以上、各機能と使ってみた感想からメリット・デメリットをまとめると
メリット | デメリット |
・同電圧品と比べパワーはある ・小型化実現により取り回しが良い ・ブラシの交換が必要なく省メンテ ・所有欲を満たしてくれる |
・価格が高い ・DIYちょい使いではメリットを感じにくい |
ラインナップ
『DF332D』のラインナップは本体のみの『DF332DZ』とバッテリーとハードケースとのセット『DF332DSMX』
商品型式 | DF332DZ | DF332DSMX |
色 | 青 | 青 |
バッテリー | ー | 2個(4.0Ah) |
充電器 | ー | 〇 |
ケース | ー | ハード |
その他 | (+)ビット | (+)ビット |
商品リンク |
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まとめ
ということで、今回はマキタ10.8V電ドラの中での上位機種『DF332D』についてレビューしました。
電動工具では主流となってきているブラシレスモータを搭載しており、小型・省メンテはユーザーにとってメリット。
ちょっと価格が高くても性能が良いもの、カッコいいものを持っておきたいという方には選択肢になる一品と思います。
今からDIYを始める方や単にネジ締め/穴あけができればという方にはあまりオススメはしないかな。
それでも、見た目や動作音から良いものを使っている感は出るので、DIYを楽しむ意味ではいい電ドラだと思います。
それと、欲を言うなら、海外では展開されてるDF032D(『DF332D』のチャックが6角軸バージョン)が国内向けでも販売されれば完璧なんですけどね。