2024年9月、HiKOKIより10.8V新型マルチツール『CV12DB』が発売されました♪
10.8Vながら18V並のパワー&ブレードの工具レス交換により効率的な作業が可能。
18V機よりも小型で。。。と言いたいところですが、実は18V機の「CV18DA」とはそれほど。。。
本記事では、メリット/デメリットを含め、『CV12DB』の特徴を解説していきます♪
CV12DBの特徴
18Vと同等パワー&切断スピード
HiKOKI従来製品「CV18DA」(18V)と比較し、同等のパワーを有し、ブレードの振り角も18V機と同じ3.6°に。(10.8V従来機「CV12DA」は3.2°)
※1:「CV18DA」との比較
※2:数値は参考値。材質や条件によって異なる。
これにより、従来機の「CV12DA」と比べ切断スピードもUPし、効率的な作業を実現しております。
ブレード交換が工具レスに♪使いやすさUP
何かと手間が掛かる先端ブレードの交換が工具レスになり、使いやすさがUP♪
従来機「CV12DA」まではブレードの取り付け・取り外しには工具(六角レンチ)を用いる必要があり、何気にこれがストレス、、、
それが『CV12DB』では機体上部のレバー操作でブレードの脱着が可能になっており、いちいち六角レンチを取りだして・・・の手間が一切なし。
ブレードを頻繁に交換する人にとってはかなり作業性が変わって来ると思います。
振動も大幅に低減
『CV12DB』では構造の見直しにより振動を大幅に低減しており、従来機「CV12DA」と比較して無負荷振動値が約77%低減。
機構部と外部のハウジングをクッション性のあるゴムで絶縁することで、低振動を実現しているとの事。
振動による作業精度の低下や長時間作業時の疲れや手への負担が軽減される嬉しい機能UPですね。
CV12DBの主要機能
項目 | CV12DB | CV18DA |
---|---|---|
電圧 | 10.8V | 18V |
モータ | 直流ブラシレス | ← |
振動角度 | 3.6° | ← |
無負荷振動数 (気温20℃満充電時) | 6,000~20,000min‐1 | ← |
機体寸法 (全長×高さ×全幅) | 325×104×74mm (BSL1240M装着時) | 341×122×87mm (BSL36A18X装着時) |
質量 | 1.5kg (BSL1240M装着時) | 1.9kg (BSL36A18X装着時) |
使用可能電池 | 10.8VLiイオン電池 (BSL12XXシリーズ) | マルチボルト蓄電池 Liイオン18V・14V (BSL18XXシリーズ) (BSL14XXシリース) |
振動三軸合成値 | 研磨時:2.1m/s2 切断時:3.7m/s2 | 研磨時:2.1m/s2 切断時:3.5m/s2 |
標準付属品 | ブレード:MSD32PBC サンドペーパ取付用パッド:MSU93D サンドペーパー(#60,120,240 各2枚) アクセサリーケース | ブレード:MSD32PBC サンドペーパ取付用パッド:MSU93D サンドペーパー(#60,120,240 各2枚) アクセサリーケース |
1充電当たりの作業量 材料:t12コンパネ ブレード:MSD32PBC | 250カット 荷重:20N Ah:4.0Ah | 370カット 荷重:22N Ah:5.0Ah |
CV12DBのラインナップ
本体のみ:CV12DB(NN)
機器 | 詳細 |
---|---|
本体 | CV12DB |
カラーバリエーション | アグレッシブグリーン |
バッテリ | ー |
充電器 | ー |
ケース | ー |
その他付属品 | ブレード:MSD32PBC サンドペーパ取付用パッド:MSU93D サンドペーパー(#60,120,240 各2枚) アクセサリーケース |
フルセット:CV12DB(LS)
機器 | 詳細 |
---|---|
本体 | CV12DB |
カラーバリエーション | アグレッシブグリーン |
バッテリ | BSL1240M×1個 |
充電器 | UC12SL |
ケース | システムケース2 |
その他付属品 | ブレード:MSD32PBC サンドペーパ取付用パッド:MSU93D サンドペーパー(#60,120,240 各2枚) アクセサリーケース |
CV12DBの気になる点
18V機種との差別化がちょっと難しい
『CV12DB』は「CV18DA」(18V製品)より400g軽いとHiKOKIのHP上でも紹介されています。
が「CV18DA」はマルチボルトバッテリ「BSL36A18X」(750g)を装着したときの重さ表記であり、じゃあこれを18Vバッテリの「BSL1820M」(370g)に乗せ換えると、約400g軽くなるので、『CV12DB』と同じ重さになるってわけです。。。
10.8Vといえば18Vに比べてコンパクトが売りなのが世の常(最近はそうでもない。。。)ですが、『CV12DB』と「CV18DA」に関してはパワーが必要なら18V、コンパクトさが欲しいなら10.8Vといった選び方ではなく、結局はご自身のバッテリプラットフォーム次第になってきますね。あとはこの後の予算。
18V機種「CV18DA」と同等のパワーを持っていて、操作性も同じ。は確かに素晴らしい点ではあるんですが。
CV12DAの価格は?
CV12DA(NN) | CV18DA(NN) | |
---|---|---|
定価 | 27,600円 | 41,200円 |
Amazon価格 | 20,451円 | 27,526円 |
『CV12DB』はAmazonで約20,500円となっており、「CV18DA」と比べると7,000円ほどお買い得。
スペック的にはそこまで差が無かった両機種ですがここまでの価格差がついていることには少々驚き。
先ほど差別化は難しいとの話はしましたが、バッテリプラットフォーム前提で、18V・10.8Vどちらでもいいのであれば、10.8V『CV12DB』でいいですね。
まとめ
メリット | デメリット | ||
〇 |
18V機種と同等のハイパワー | ✕ |
「CV18DA」と同等サイズでコンパクトさは無し |
〇 | 工具レスブレード交換で扱いさすさGOOD | ✕ | BSL1820M装着なら「CV18DA」とは重さの差は無し |
〇 | 「CV18DA」よりも7,000円ほど安価 |
ということで本記事ではHiKOKIさんの10.8V新型マルチツール『CV12DB』を紹介しました。
10.8Vながら8V機種と同等のスペックを持っておりプロからDIYで幅広く使えるモデルになっているとの印象。
マルチツールをご検討の方はご自身のバッテリプラットフォームにあわせて「CV18DA」とご検討を♪