今回ご紹介するのはマキタ製18Vコードレスクリーナー『CL181FD』。


マキタ18Vのベーシック機種で、ワンタッチスイッチ&カプセルタイプ。
スペックは決して高くないですが、その分、お財布に優しいコスパ重視機種。
今回はそんな『CL181FD』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪
- 既にマキタ18Vのバッテリ&充電器を持ってる。または今後、マキタ18Vで生きていく覚悟がある。
- 掃除機かける時、こまめにON・OFFするよりかは、長い時間ONしっぱなしのことが多い。
- 高機能よりも価格優先!
別の機種が良さそうな方
CL181FDの立ち位置
CL180FD | CL181FD | CL182FD | CL280FD | |
外観 | ![]() |
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集塵方式 | カプセル | カプセル | 紙パック | カプセル |
容量 | 650ml | 650ml | 500ml | 750ml |
スイッチ | トリガ | ワンタッチ | ワンタッチ | トリガ |
吸込仕事率 | 37W | 【強】37W 【弱】10W |
【強】37W 【弱】10W |
45W |
1充電使用量 ※BL1830B |
20分 | 20分 | 20分 | 20分 |
重量 | 1.4kg | 1.5kg | 1.4kg | 1.5kg |
定価(税別:本体のみ) ※2025年月時点 |
11,550円 | 11,700円 | 12,300円 | 16,800円 |
発売年月 | 2009年12月 | 2016年2月 | 2010年9月 | 2019年2月 |
マキタ18Vの中でスタンダードタイプが「CL180FD」『CL181FD』「CL182FD」の3機種で、それぞれスイッチ方式・集塵方式が違うのみで、『CL181FD』はワンタッチスイッチ方式のカプセル集塵タイプ。
18Vには更にハイスペック版があるが『CL181FD』のハイスペック版が「CL284FD」(トリガスイッチ方式/カプセル集塵)との位置づけ。
ということで『CL181FD』は比較的安価なスタンダードタイプのワンタッチスイッチ・カプセル集塵タイプ、が『CL181FD』の立ち位置になります。
CL181FDのラインナップ

『CL181FD』は本体のみと、バッテリ&充電器セット品の2種類がラインナップ。更に本体色は珍しく青(末尾が無印)と白(末尾がW)の2種類があるので、ご購入時には型式にご注意を。
CL181FDZ(青)、CL181FDZW(白):本体のみ



本体色 | 青(無印)、白(W) |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
サイクロン | 無し |
集塵用品 | 高機能フィルタ(内蔵) |
その他付属品 | サッシノズル、取扱説明書 |
CL181FDRF(青)、CL181FDRFW(白):本体+3.0Ahバッテリ+充電器



本体色 | 青(無印)、白(W) |
バッテリー | BL1830B×1個 |
充電器 | DC18RF |
サイクロン | 無し |
集塵用品 | 高機能フィルタ(内蔵) |
その他付属品 | サッシノズル、取扱説明書 |
CL181FDの価格帯

ラインナップ | 定価 | ネット価格 |
---|---|---|
CL181FDZ,CL181FDZW (本体のみ) | 11,700円 | 8,200円 |
CL181FDRF,CL181FDRFW (3.0Ahバッテリセット) | 42,200円 | 28,800円 |
本体のみの『CL181FDZ』の場合、時期により多少の変動はありますがが8,200円ほどで販売されてます。同じスタンダード機種(「CL180FD」「CL182FD」)とは数百円程度しか変わらないため、スタンダード機種の中で価格によってどの機種にするかは、あまり気にしなくてOKです。
バッテリ・充電器から集めないと・・・という方は『CL181FDRF』となるわけですが、約28,800円。。。
将来的にマキタの18V電動工具を増やす計画があるなら、『CL181FD』をセットで購入するのも先行投資と言えるかもしれません。が、クリーナーだけのために18V工具の環境を整えるにはあまりにもコスパが悪い。。。
もし18Vにこだわらないのであれば、10.8Vの「CL108FD」がオススメ。このモデルであれば機能的にはほとんど『CL181FD』と変わらないですが、バッテリーと充電器のセットが15,000円程度で手に入るため、バッテリと充電器含めて半額程度で導入が可能です。
\CL181FDの最新価格は以下からチェック/
CL181FDの基本スペック
外観

使い心地や性能など確認するために『CL181FDZW』を購入したので、まずは基本スペックから紹介していきます。


『CL181FD』の全体像。取り付けているバッテリはBL1830B。

装着バッテリ | ノズル無し | ノズル有り |
---|---|---|
バッテリ無し | 894g | 約1.1kg |
BL1820B(2.0Ah) | 1274g | 約1.5kg |
BL1830B(3.0Ah) | 1526g | 約1.8kg |
BL1860B(6.0Ah) | 1566g | 約1.8kg |
18Vの中では軽量機種となる『CL181FD』ですが、セットラインナップであるBL1830Bバッテリを取り付けるとノズル有りで約1.8kg。
長時間連続して使用しないのであれば小容量バッテリのBL1820B(連続約13分)を取り付ければ約1.5kgとなり、腕への負担を軽減することができます。
※ちなみに10.8V機種「CL108FD」であれば1.2kg前後なのでより軽くて扱いやすい。

持ち手はラバー素材になっており、滑りにくく扱いやすい。
「CL108FD」などの10.8V以下機種はラバー素材ではなくプラスチック素材そのままなので、若干滑りやすくなっているので、この点は18V機種が優位♪

スイッチ

スイッチはワンタッチタイプで、スイッチを押すたびにHigh→Low→High→・・・を順繰りする仕様で、切る直前のモードを記憶しておく機能はないです。
なので、初めからLowモードで使用するにも、必ずHighを通らないといけないので、音小さめで動かしたい時も最初にちょっと大きい音がしてしまうのはやや難点。
ただ、「CL180FD」などのトリガスイッチと違って1回押せばスイッチを離すことができるため、こまめにON・OFFするよりも長時間ONしっぱなしで掃除することが多い人にとってはワンタッチスイッチは最適です。
集塵タイプ

吸い取ったゴミは左のカプセルの中に溜まっていくタイプ。
カプセルをひねって外すだけでゴミ捨て完了できるため、紙パックの取付などの手間やランニングコストはかかりませんが、ゴミ捨ての際にホコリが舞う可能性が高いです。
※「CL182FD」などの紙パック式ならそのままポイができるので、ホコリが舞う心配がなく衛生的。
内部フィルタには高機能フィルタが採用されており、「CL108FD」(10.8V)などのプレフィルタ+フィルタよりも集塵効率がUP。排気がキレイなことに加え、従来フィルタよりもホコリが引っ付きにくいため、吸引力が低下しにくく、フィルタのメンテもラクになってます。

また、フィルタ素材は同じですが中骨が追加された高機能フィルタEXも新しく登場。中骨がフィルタ形状を安定してくれ集塵効率も高く、フィルタの取り外しもしやすくなっているため、元々ついている高機能フィルタがそろそろ交換時期かな~となった際には、高機能フィルタEXの方がオススメ。(300円、EXの方が高くはなります)

サイクロンユニットの取付

『CL181FD』では一体型タイプ含めてサイクロンユニット(別売)を後付け可能。
サイクロンアタッチメントを取り付けると、吸い取ったゴミはアタッチメントのゴミカップに溜まっていくため、ゴミ捨て時にノズルやカプセルを本体からいちいち取り外すことなく、ゴミカップを外すだけでゴミ捨てが可能♪
また、細かいチリやホコリがサイクロンで取り除かれ本体内部へはキレイな空気しか入っていかないため、フィルタの汚れるスピードが格段に落ち・メンテナンスが非常にラクになります。
サイクロンユニットにはパイプ固定有りverと無しverがありますので購入時には要注意です。
※一体型は固定有りVerに強制的に変換されます。固定無しのパイプも使用可能。
『CF181FD』はパイプ固定無しverになります。
ロングタイプ:A-70057(青)、A-67169(白)
ショートタイプ:A-72469(青)、A-72475(白)
一体型タイプ:A-74522(青)、A-74500(白)






性能測定
騒音値

『CL181FD』の動作時の音の大きさはLowモードで85dB、Highモードで88dBとなっており、他機種と比べ音が大きい方。
「CL180FD」のトリガタイプと違い強弱設定ができるので、なるべく音を小さくして使いたい場合はLowモードで。との使い方ができるわけですが、Lowモードでやっとハイスペック機種(「CL284FD」等)の最強モードと同程度の音の大きさ。

CL284FDとかが静かすぎるのよ。比べるのはちょっとかわいそうかも。
音の大きさのイメージとしてはご近所さんに「あ~掃除機かけてんだなぁ」と分かるレベルなので、使う時間帯には注意した方が良いですね。
吸引力

プロット形状はサイクロン種類を表す:●印→サイクロン無し、■印→サイクロン(ロング)、♦印→サイクロン(ショート)
プロット色はモード種類を表す: 青→パワフル、オレンジ→強、緑→標準
吸込仕事率は、掃除機の吸込力の強さをW(ワット)で表すもので、次の計算式によって算出されます。
「吸込仕事率」ってなに? | 三菱電機 よくあるご質問 FAQ
吸込仕事率=真空度×風量×0.01666※
真空度…ゴミを浮き上がらせる力
風量…浮き上がらせたゴミを運ぶ力
※ JISで規定している換算係数
上の式内にある風量は「風速×面積」で表されるため、上の「風速-真空度」のグラフでは右上に行けば行くほど、吸引仕事率は高くなります。
同じ18Vのスタンダードタイプと同程度の真空度&風速となっており、ほぼほぼカタログ通り(37W)の結果。
サイクロンユニット付き(※一体型は未計測)では、「CL100D」(カタログ値:14W)と同程度の結果となっており、サイクロン取付で思った以上に吸引力は低下してしまいます。。。

他機種との比較
CL108FD (マキタ10.8V) |
CL181FD (マキタ18V) |
CL284FD (マキタ18V) |
R18DC (ハイコーキ18V) |
|
外観 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
集塵方式 | カプセル | カプセル | カプセル | カプセル |
容量 | 600ml | 650ml | 730ml | 560ml |
スイッチ | ワンタッチ | ワンタッチ | ワンタッチ | ワンタッチ |
吸込仕事率 | 【パワフル】30W 【強】20W 【標準】5W |
【強】37W 【標準】10W |
【パワフル】125W 【強】70W 【標準】45W 【エコ】20W |
【強】30W 【標準】18W 【弱】10W |
1充電使用量 | 【パワフル】10分 【強】12分 【標準】25分 ※BL1015使用 |
【強】20分 【標準】40分 ※BL1830B使用 |
【パワフル】8分 【強】15分 【標準】21分 【エコ】38分 ※BL1830B使用 |
【強】16分 【標準】27分 【弱】36分 ※BSL1220M使用 |
重量 | 1.00kg | 1.40kg | 1.5kg | 1.10kg |
定価(税別:本体のみ) ※2025年月時点 |
7,700円 | 11,700円 | 20,800円 | 8,800円 |
発売年月 | 2018年8月 | 2016年2月 | 2023年4月 | 2023年10月 |
CL108FD(マキタ10.8V)との比較
「CL108FD」(10.8V)との比較は以下ページで行ってます。
⇒【10.8Vのド定番機種・迷ったらコレ♪】CL108FDレビュー_マキタ10.8Vコードレスクリーナー
CL284FD(マキタ18V)との比較

同じ18Vのハイスペック版「CL284FD」と比較。

吸引力、ノズル形状、スイッチ仕様、モータ仕様、どれを取っても「CL284FD」の方が上。
唯一太刀打ちできるのは内蔵フィルタの素材が同じ、ぐらい。ただ、細かく言うと「CL284FD」の方は高機能フィルタEXといって中にプラスチックの中骨が入ったバージョンでより扱いやすくなっている改良版。
また、運転時の動作音については「CL284FD」(74~82dB)の方が『CL181FD』(85dB~88dB)よりも圧倒的に静か。
価格的には「CL181FD」(約8,200円)が「CL284FD」(約15,400円)の半額程度となっており経済的。
結果、どちらの機種が良いかというと、予算次第。当ブログとしては吸引力が高く静かで扱いやすい「CL284FD」をオススメしますが、倍半分価格が違いますので、お財布とご相談を。
R18DC(ハイコーキ18V)と比較

ハイコーキの18Vで同じワンタッチスイッチタイプの「R18DC」と比較。
集塵方式は同じカプセル式で、吸引力もほぼ同じ。

ノズル・フィルタ・モータ・LED・・・どれをとってもあんまり違いは見受けられず基本的に同等スペック。
明確な違いとしては設定モードが『CL181FD』は2段階(High/Low)、「R18DC」は3段階(強/標準/弱)となっており、「R18DC」の方がより細かく強さを設定可能ですが、「こっちの機種がいい!」となるほどの決定打ではないです。
動作音は『CL181FD』(約85~88dB)よりも「R18DC」(約78~82dB)の方が静か。
クリーナー単体であればどちらも『CL181FD』(約8,200円)の方が「R18DC」(約9,000円)よりも安いですが、バッテリと充電器から集めようと思うと話は別。
「CL181FDRF」(約28,800円)、「R18DC(NN)+UC18YDL2+BSL1820M」(約24,000円※R18DCはセット販売無しのため各々単品で購入)となり、「R18DC」の方が5,000円弱お安くなるため、マキタにこだわらないのであれば「R18DC」の方がコスパ良しです。




実際に使ってみる
床の素材 | ゴミの種類 |
---|---|
フローリング | 紙くず、重曹 |
畳 | 重曹(砂の代わり) |
絨毯 | 糸 |
タイルカーペット | 紙くず |

グラフにしてしまうと『CL181FD』の吸引仕事率(37W)は上位機種の「CL284FD」(125W)などに比べるとかなり低く感じてしまいますが、上の動画を見ていただけれれば分かる通り、通常の掃除で困ることはないほどの吸引力です。
CL181FDのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
ワンタッチスイッチ式で長時間の掃除でも指が疲れにくい。 | ✕ |
ハイスペック機種「CL284FD」と比べると吸引力はだいぶ控えめで、動作モードが2種類しかなく設定の幅が狭い |
〇 | カプセルタイプ式で、紙パック等のランニングコストがかからなく経済的。 | ✕ | 動作音は85~88dBとなっており、ハイスペック機種「CL284FD」より結構うるさい。 |
〇 | 本体のみなら約8,000円と、ハイスペック機種「CL284FD」の約半額 | ✕ | マキタ18Vバッテリをお持ちでない場合、スペック的に変わらない10.8VやHiKOKIの他機種の方が安く揃えられる。。。 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『CL181FD』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- 既にマキタ18Vのバッテリ&充電器を持ってる。または今後、マキタ18Vで生きていく覚悟がある。
- 掃除機かける時、こまめにON・OFFするよりかは、長い時間ONしっぱなしのことが多い。
- 高機能よりも価格優先!

別の機種が良さそうな方
まとめ

ということで今回は『CL181FD』をレビューしました。
スペック的には何の問題もない良機種ではあるんですが、他機種と並べてしまうと、オススメできる範囲が意外と狭まってしまう。。。
マキタ18Vユーザーでそこまで機能は求めないのでお財布に優しい機種が良いとの方は選択肢にどうぞ♪




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BL1820B:2.0Ah

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18V充電器
DC18RF ⇒ BL1860B:フル充電40分
DC18RC ⇒ BL1860B:フル充電55分

DC18RD(2本同時充電) ⇒ BL1860B:フル充電55分

DC18RF ⇒ BL1860B:フル充電分

DC18SH(2本同時充電) ⇒ BL1860B:フル充電130分

DC18RF ⇒ BL1860B:フル充電分

DC18SD(2本同時充電×2) ⇒ BL1860B:フル充電130分

DC18WC ⇒ BL1860B:フル充電160分
