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【紙パック式でコスパ重視ならコレ♪】CL107FDレビュー_マキタ10.8Vコードレスクリーナー_CL107FDZW,CL107FDSHW

今回ご紹介するのはマキタ製10.8Vコードレスクリーナ『CL107FD』。

DIYの定番10.8Vのコードレスクリーナで軽量かつコンパクトでササっと手軽に使える便利な機種

紙パック式で手を汚さずにゴミ捨ても簡単

今回はそんな『CL107FD』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • 既にマキタ10.8V環境が整っている。
  • ゴミ捨ての時にゴミを見たり触ったりしたくない。
  • 高機能より低価格重視

別の機種が良さそうな方

  • 同程度のスペック&価格で紙パックじゃないやつが良い
    ⇒マキタ10.8V「CL108FD」、ハイコーキ10.8V「R12DC」
  • 紙パック式でより高スペック&低騒音機種を求む!
    ⇒マキタ18V「CL285FD」、マキタ40Vmax「CL002G」

CL107FDの立ち位置

  CL106FD CL107FD CL108FD
外観
集塵方式 カプセル 紙パック カプセル
容量 600ml 500ml 600ml
スイッチ トリガ ワンタッチ ワンタッチ
吸込仕事率 19W 【パワフル】32W
【強】20W
【標準】5W
【パワフル】30W
【強】20W
【標準】5W
1充電使用量
※BL1015時
16分 【パワフル】10分
【強】12分
【標準】25分
【パワフル】10分
【強】12分
【標準】25分
重量 0.98kg 1.10kg 1.00kg
定価(税別:本体のみ)
※2025年1月時点
6,500円 8,400円 7,700円
発売年月 2016年9月    2016年9月 2018年8月

マキタ10.8Vコードレスクリーナの現機種は上表の3モデルで、これらの違いはスイッチタイプと集塵方式の違い

CL107FD』はトリガを引いておく必要のないワンタッチスイッチかつ、マキタ10.8Vのラインナップの中では唯一の紙パック式。(HiKOKI‐10.8Vまで範囲を広げると紙パック式にR12DPAがあります)

一応これら3機種の中では吸引仕事率が最も高くなってますが、実仕様上で気になるほどの差はないので、これらマキタ10.8Vラインナップの中で迷っているのであれば、スイッチ方式(トリガ/ワンタッチ)と集塵方式(カプセル/紙パック)でご自身のスタイルに合ったものを選ぶと良いかと思います。

※いずれの機種もサイクロンアタッチメントに対応してます。

CL107FDのラインナップ

CL107FD』のラインナップは「本体のみ」と「バッテリ&充電器セット」の2種類。本体色は白のみとなってます。

CL107FDZW:本体のみ

本体色
バッテリー無し
充電器無し
サイクロン無し
集塵用品ダストバッグ、紙パック(10枚)
その他付属品サッシノズル

CL107FDSHW:本体(白)+1.5Ahバッテリ+充電器

本体色
バッテリーBL1015×1個
充電器DC10SA
サイクロン無し
集塵用品ダストバッグ、紙パック(10枚)
その他付属品サッシノズル

CL107FDの価格帯

ラインナップ定価ネット価格
CL107FDZW
(本体のみ)
¥8,400¥6,000
CL107FDSHW
(1.5Ahバッテリ付属)
¥21,700¥15,000

既に他電動工具用に10.8Vバッテリをお持ちであれば『CL107FDZW』(本体のみ)でOKで、時期により数百円の変動はありますが6,000円前後で購入できます

同じ10.8V機種の「CL106FD」「CL108FD」と比べるとほぼ同価格となっているため、前段に書いた通り価格よりもスイッチや集塵方式でどの機種にするか選んでよいです。

なお、バッテリも充電器も持っていない・・・という方は『CL107FDSHW』(バッテリ&充電器付属)を購入する必要があり、Amazonや楽天では大体15,000円前後。

ややお高い感じもしますが、スペックや使い勝手がさほど変わらない18V機種(CL180FD等)のバッテリセット品になると3万円を超えてくるので、お手頃なコードレスクリーナーをお探しの方にとって10.8V機種はコスパの良い選択肢と思います。

\CL107FDの最新価格は以下からチェック/

CL107FDの基本スペック

外観

今回『CL107FDZW』(本体のみ)を購入しましたので、基本的な情報から紹介していきます。

CL107FD』の全体像。

取り付けてるバッテリはBL1040B(4.0Ah)です。

装着バッテリノズル無しノズル有り
バッテリ無し936g約1.2kg
BL1015(1.5Ah)1144g約1.4kg
BL1040B(4.0Ah)1314g約1.6kg
BL1050B(5.0Ah)1248g約1.5kg

バッテリとノズルを取り付けた状態で約1.4kgとマキタコードレスクリーナーの中でも軽量かつコンパクトな機種。

大容量バッテリのBL1050B(5.0Ah)を付けても1.5kgで取り扱いやすく、標準モードなら1時間強もバッテリは持つので長時間連続して掃除することも可能です。

持ち手に関しては、溝加工が入ってはいるものの素材は樹脂(プラスチック)のため、若干滑りやすいですが、いわゆる電動工具の様に振り回したり・振り回されたりするようなもシロモノでは無いのでそこまで気にする必要はないとの印象です。

※18V等の上位機種になるとラバー素材でグリップ感UPされてるので紹介まで。

スイッチ

スイッチはワンタッチタイプで、スイッチを押すたびに強→パワフル→標準→強→・・・を順繰りする仕様で、切る直前のモードを記憶しておく機能はないです。

なので、初めから標準モードで使用するにも、必ず強・パワフルを通らないといけないので、音小さめで動かしたい時も最初にちょっと大きい音がしてしまうのはやや難点

「CL284FD」などの上位機種では強さを選択したのちONできたり、HiKOKI機種では「強」と「標準/弱」のボタンが分かれている。

集塵タイプ

CL107FD』は内部の紙パックorダストバッグにゴミをためる方式で、ゴミが溜まったら紙パックなら紙パックごとゴミ箱にポイっ、ダストバッグなら中のゴミを捨ててバッグを再利用。

紙パックならゴミに触れることもなく衛生的ですが、集塵容量(330ml)がダストバッグより小さいのと紙パック自体を定期的に購入するランニングコストがかかるのがデメリット。(10枚パックで500円弱)

対してダストバッグは集塵容量(500ml)が紙パックより大きいのと長期間再利用可能でランニングコストはほとんどかからないですが、ゴミ捨て時に手についたり粉塵が舞ったりする点がデメリットですね。

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また、細かい話になりますが、紙パックやダストバッグの取り付けに使用するバルブステー(オレンジの部品)も従来機種より改良が施されており、より密閉性を高めるためにスポンジが装着されてます。

吸い込んだはずの細かいチリ・ホコリがこのバルブステーと紙パックの隙間から漏れ出てしまい、本体内部の汚染を防止。長期的な目線で見ると、漏れ出たホコリなどがモーター内部にまで入りこみ故障してしまうリスクを抑制してくれてます。

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サイクロンユニットの取付

CL107FD』では、サイクロンアタッチメント(別売)を後付けすることも可能

サイクロンアタッチメントを取り付ければ、吸い取ったゴミはサイクロンアタッチメントのゴミカップに溜まっていき、本体内部まではほとんど入っていかないため、紙パックの交換(ダストバッグの掃除)の頻度はほとんどなくなります。

アタッチメントを購入する初期費用(2,500円程度)は掛かりますが、ランニングコストが減る&メンテナンスがラクになるのがサイクロンを導入するメリット

サイクロンアタッチメントを取り付けると吸引力が下がってしまう点は頭の片隅に置いといてください。※ページ下の方で吸引力測定の結果を載せてます。

サイクロンユニットにはパイプ固定有りverと無しverがありますので購入時には要注意です。
『CF107FD』はパイプ固定無しになります。
 ロングタイプ:A-67169
 ショートタイプ:A-72475

※※※一体型のサイクロンアタッチメント(A-74500)は取付不可ですのでご注意を※※※

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性能測定

騒音値

CL107FD』の動作音は標準モードで79dB、パワフルモードで90dB。

標準モードならそこまで音は大きくないですが、パワフルモードではご近所さんにあ~掃除機かけてんだな~と分かるぐらいの音量

赤ちゃんがいるご家庭とか、どうしても夜に掃除機をかけるケースが多いなどでなるべく静かな機種が良い場合は、価格はお高くなりますがブラシレスモータタイプ「CL285FD」「CL002G」等がおすすめ。

音は静かなのに越したことはないですからね

ode

吸引力

プロット形状はサイクロン種類を表す:●印→サイクロン無し、■印→サイクロン(ロング)、♦印→サイクロン(ショート)
プロット色はモード種類を表す: 青→パワフルオレンジ→強緑→標準

吸込仕事率は、掃除機の吸込力の強さをW(ワット)で表すもので、次の計算式によって算出されます。
吸込仕事率=真空度×風量×0.01666※
真空度…ゴミを浮き上がらせる力
風量…浮き上がらせたゴミを運ぶ力
※ JISで規定している換算係数

「吸込仕事率」ってなに? | 三菱電機 よくあるご質問 FAQ

上の式内にある風量は「風速×面積」で表されるため、上の「風速-真空度」のグラフでは右上に行けば行くほど、吸引仕事率は高くなります。

参考までに40Vmaxの「CL001G」の数値をプロットしてますが、さすがにそこには及ばず。ですが、10.8Vや18Vのブラシモータ機種としては標準的な結果となってます。

サイクロンアタッチメントを付けた場合、「パワフル」モードで動かしてもその吸引力はサイクロン無しの場合の「標準」と「強」の間ぐらい。

サイクロンを付けることでメンテナンスの手間が省けるのはメリットですが、吸引力の落ち込みもあるため、掃除機として純粋なゴミを吸う能力=掃除の効率化に重きを置くのであればサイクロンはつけない方が良いかなと思います。

他機種との比較

  CL107FD
(makita-10.8V)
CL182FD
(makita-18V)
R12DPA
(HiKOKI-10.8V)
外観
集塵方式 紙パック/ダストバッグ 紙パック/ダストバッグ 紙パック
容量 330ml/500ml 330ml/500ml 400ml
スイッチ ワンタッチ ワンタッチ ワンタッチ
吸込仕事率 【パワフル】32W
【強】20W
【標準】5W
【強】37W
【標準】10W
【強】20W
【標準】10W
【弱】7W
1充電使用量 【パワフル】10分
【強】12分
【標準】25分
※BL1015使用
【強】20分
【標準】40分
※BL1830B使用
【強】16分
【標準】27分
【弱】36分
※BSL1220M使用
重量 1.1kg 1.5kg 1.1kg
定価(税別:本体のみ)
※2025年2月時点
8,400円 12,300円 ※本体のみ無し
発売年月 2016年9月 2010年9月 2024年9月

マキタ18V‐CL182FDと比較

同じマキタで紙パック式の電圧違い、18V機種「CL182FD」と比較。

ノズルやLEDの有無は同じ。

付属しているダストバッグは『CL107FD』は不織布のノーマルタイプに対し、「CL182FD」は集塵性能が高い高機能ダストバッグを搭載。

スイッチ使用は同じワンタッチスイッチでどちらも連続運転に向いている機種ですが、「CL182FD」は2モード(High/Low)に対し『CL107FD』は3モード(パワフル/強/弱)となっており、よりシーンに合った使い方ができるのは『CL107FD』の方。

最大吸引仕事率もほぼ同じで、掃除機としてのスペックは同等となってますし、『CL107FD』の方が弱モードで使えばより静かに使える。

価格面からも2,000円(定価では4,000円)ほど「CL182FD」の方がお高くなっているため、まとめると、紙パック式で検討中でCL107FD』か「CL182FD」かで悩んでいるなら『CL107FD』でOKです。

18Vバッテリしか持ってないなら新たに10.8Vを導入するのももったいないので「CL182FD」でいいかとは思いますが。

※あと、高機能ダストバッグは別売り(約800円)もしてるので、もし気になる場合は別で購入して入れ替えればOKです。

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ハイコーキ10.8V‐R12DPAと比較

同じワンタッチスイッチ&紙パック式でメーカー違いのHiKOKIの10.8V「R12DPA」と比較します。

スイッチ仕様は同じワンタッチスイッチで3モードに対応してますが、「R12DPA」は強モードのボタンが分かれているので、弱モードで動かす際に一度「強/パワフル」を通る必要が無いのは良い点。

紙パック/ダストバッグについては「R12DPA」は紙パックしか対応しておらず、ダストバッグで再利用しながら使いたい人は『CL107FD』しか選択肢にしかならない。
※ただ、紙パック式を選ぶ人はだいたいが紙パックで手軽に衛生的にポイっとゴミ箱に捨てられることを望んでいると思われるので、大半の人にとっては気にならないかと。

LEDは『CL107FD』の方にしかついていないため、クローゼットの中とか部屋の隅っことか暗がりを掃除するには『CL107FD』の方が便利。

あと、「R12DPA」は本体のみ(NN)での販売が無くバッテリ&充電器セットで購入するしかないため、既にHiKOKIの10.8V環境が揃っている方でも手が出にくいのは難点です。。。※単品価格に換算しても11000円ぐらいとなり、CL107FD』よりも5,000円ぐらいお高いです。。。

ということで、これら2機種で迷っている場合、HiKOKI10.8V環境の増強も一緒に考えてるって方以外は『CL107FD』でOKです。

実際に使ってみる

床の素材ゴミの種類
フローリング紙くず、重曹
絨毯
重曹
タイルカーペット紙くず

マキタ・HiKOKIのコードレスクリーナーの中で標準的な性能を持ってる『CL107FD』。実際に使用した感想は、サッと普段使いする程度のお掃除であれば十分な性能をお持ち。

100Wを超える吸引仕事率を持つブラシレスモータータイプ(「CL001G」など)と比較してしまうと、非力さを感じてしまうのも事実で、すき間や隅っこに挟まっているゴミを吸うのはやや苦手。

ですが、価格面を考えると十分と思います。

本体のみなら6,000円って結構破格ですよね。

ode

CL107FDのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

軽量なので手軽にサッと使いやすい。
吸引力はやや低めなので、隅や隙間などの吸引はちょっと苦手
本体のみなら6,000円程度で手に入るためお財布に優しい。 動作音は大きめなので使う時間帯には注意が必要
紙パック方式でゴミ捨て簡単&衛生的 紙パックのランニングコストがかかる

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『CL107FD』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • 既にマキタ10.8V環境が整っている。
  • ゴミ捨ての時にゴミを見たり触ったりしたくない。
  • 高機能より低価格重視

別の機種が良さそうな方

  • 同程度のスペック&価格で紙パックじゃないやつが良い
    ⇒マキタ10.8V「CL108FD」、ハイコーキ10.8V「R12DC」
  • 紙パック式でより高スペック&低騒音機種を求む!
    ⇒マキタ18V「CL285FD」、マキタ40Vmax「CL002G」

まとめ

ということで今回は『CL107FD』をレビューしました。

本体のみ購入であれば6,000円程度と低価格であるにも関わらず、普段使いには十分なスペックを具備している高コスパ機種。

紙パック式をお探しで高機能よりも低価格重視ならオススメです♪

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  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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