今回ご紹介するのはマキタ製40Vmaxコードレスクリーナー『CL002G』。

マキタコートドレスクリーナーの中で最高の吸引仕事率125Wを持ちながら、静音性も兼ね備えた40Vmax機種。
紙パック式でワンタッチでゴミ捨て可能かつ衛生的♪
今回はそんな紙パックタイプ最強機種『CL002G』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪
- 40Vmaxバッテリを既に持っている。もしくは今後、40Vmaxで生きていく覚悟がある
- ちょっとぐらい重くても問題ない。
- 多少のランニングコストは許すので、吸ったゴミを触りたくないし、見たくもない。
別の機種が良さそうな方
- 40Vmaxバッテリ持ってないし、今後40Vmaxで生きていく自信ない。でもマキタ最強のクリーナーが欲しい
⇒マキタ18V「CL285FD」 - 多少ゴミを見たりするぐらいは別にいいのでランニングコストかからない方が良い。
⇒マキタ40Vmax「CL001G」、マキタ18V「CL284FD」 - できるだけ軽い方が良いけどスペックは高い方が良い。
⇒マキタ18V「CL285FD」
CL002Gの立ち位置
CL001G | CL002G | CL003G | R36DB | |
外観 | ![]() |
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![]() |
![]() |
集塵方式 | カプセル | 紙パック | サイクロン | カプセル |
容量 | 730ml | 500ml | 250ml | 560ml |
スイッチ | ワンタッチ | ワンタッチ | ワンタッチ | ワンタッチ |
吸込仕事率 | 【パワフル】125W 【強】70W 【標準】45W 【エコ】20W |
【パワフル】125W 【強】70W 【標準】45W 【エコ】20W |
【パワフル】100W 【強】60W 【標準】35W 【エコ】15W |
【強】155W 【標準】65W 【弱】35W |
1充電使用量 | 【パワフル】16分 【強】25分 【標準】40分 【エコ】80分 ※BL4025使用 |
【パワフル】16分 【強】25分 【標準】40分 【エコ】80分 ※BL4025使用 |
【パワフル】16分 【強】25分 【標準】40分 【エコ】80分 ※BL4025使用 |
【強】15分 【標準】30分 【弱】60分 ※BSL36A18X使用 |
重量 ※パイプノズル無 |
1.6kg | 1.7kg | 1.8kg | 1.6kg |
定価(税別:本体のみ) ※2025年月時点 |
20,800円 | 21,500円 | 24,000円 | 21,500円 |
発売年月 | 2021年2月 | 2021年11月 | 2022年3月 | 2022年9月 |
マキタ40Vmaxコードレスクリーナーには3機種がラインナップしておりその中で『CL002G』は集塵方式が紙パックタイプとなっている。「CL001G」はカプセル式、「CL003G」はサイクロン式。
「CL003G」はサイクロン式のため吸引力が下がっているが、その他の性能や機能などは基本的に同じ。
18Vの様にスタンダードタイプ(「CL181FD」や「CL182FD」)とハイスペックタイプ(「CL284FD」「CL285FD」「CL286FD」)に分かれておらず、40Vmaxは全てハイスペックタイプの位置づけになってます。
※「CL285FD」(18V)の40Vmax版が『CL002G』
なので、40Vmax内でどのコードレスクリーナーにするかは単純にどの集塵方式が良いか?で選んでOKとなります。
CL002Gのラインナップ

『CL002G』のセットラインナップは①バッテリ+充電器の無し(Z)/有り(RD)、②サイクロンユニットの無し/有り(C)の組み合わせで計4種類。
また、本体色は白(型式の末尾がW)とオリーブ(型式の末尾がO)の2種類が準備されてます。
CL002GZW(白)、CL002GZO(オリーブ):本体のみ



本体色 | 白(W)、オリーブ(O) |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
サイクロン | 無し |
集塵用品 | 高機能フィルタ、紙パック(10枚入り) |
その他付属品 | サッシノズル |
CL002GRDW(白)、CL002GRDO(オリーブ):本体+バッテリ+充電器



本体色 | 白(W)、オリーブ(W) |
バッテリー | BL4025×1個 |
充電器 | DC40RA |
サイクロン | 無し |
集塵用品 | 高機能フィルタ、紙パック(10枚入り) |
その他付属品 | サッシノズル |
CL002GZCW(白)、CL002GZCO(オリーブ):本体+サイクロン



本体色 | 白(W)、オリーブ(O) |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
サイクロン | ロングタイプ |
集塵用品 | 高機能フィルタ、紙パック(10枚入り) |
その他付属品 | サッシノズル |
CL002GDRCW(白)、CL002GDRCO(オリーブ):本体+バッテリ+充電器+サイクロン



本体色 | 白(W)、オリーブ(O) |
バッテリー | BL4025×1個 |
充電器 | DC40RA |
サイクロン | ロングタイプ |
集塵用品 | 高機能フィルタ、紙パック(10枚入り) |
その他付属品 | サッシノズル |
CL002Gの価格帯

ラインナップ | 定価 | ネット価格 |
---|---|---|
CL002GZ (本体のみ) | 21,500円 | 15,000円 |
CL002GRD (バッテリ・充電器付) | 56,600円 | 40,500円 |
CL002GZC (サイクロン付) | 24,700円 | 19,500円 |
CL002GDRC (フルセット) | 59,800円 | 41,500円 |
時期によって多少の変動はありますが、『CL002G』は本体のみの「CL002GZ」だと約15,000円。マキタコードレスクリーナーのフラグシップモデルだけあって他機種と比べて飛び抜けた価格になってます。
バッテリと充電器がセットになった「CL002GDR」だと約40,000円(Amazonだと44,000円ぐらいなので楽天がオススメ)。バッテリ「BL4025」(15,000円)と充電器DC40RA(13,000円)で合計28,000円となるのでバッテリと充電器も必要な方はセットで購入するほうが3,000円ほどお得。
続いてサイクロン付きの「CL002GZC」についてですが、サイクロン単品が大体3,000円弱なので「CL002GZ」(15,000円)に別でサイクロンを購入する方が約18,000円となり「CL002GZ」(19,500円)より1,500円安い。
さらにバッテリと充電器がつく「CL002GDRC」(41,500円)だと「CL002GZ」と比べて+26,500円 となっているため、これに関しては個別で揃えるよりもセットの方がお得になってます。
\CL002Gの最新価格は以下からチェック/
CL002Gの基本スペック
外観

実際の使い心地やスペック確認のため『CL002GZCW』を購入。

バッテリ(BL4025)を取り付けた状態。サイクロンユニットはアトで紹介します。
本体内部にはブラシレスモーターを搭載しておりハイパワーかつ省エネを実現しており、新型ノズルで動作がスムーズかつ騒音も低減。
また、パイプはロックボタン付きとなっており、従来機や下位機種(ロック無し)のようにパイプの差込が甘く掃除している途中に、スポッと抜けてしまうことが無いためストレスフリーで掃除できます。

装着バッテリ | ノズル無し | ノズル有り |
---|---|---|
バッテリ無し | 1062g | 約1.3kg |
BL4025(2.5Ah) | 1748g | 約2.0kg |
バッテリとパイプ・ノズルを取り付けた状態で約2.0kg。本体自体はそれほど重たくはないんですが、40Vmaxはバッテリが大きく重たくなりがち。
同じ40Vmaxの「CL001G」はノズル・バッテリ付で約1.9kgなので大きな差は無いですが、若干『CL002G』の方が重め。
他18Vや10.8Vバッテリの様な低容量の小型軽量バッテリも無く、軽くして使うこともできないで、質量については40Vmaxとしては弱点ではあります。

持ち手はラバー素材になっており、滑りにくく扱いやすい。
ただやっぱり持ってみた感じ、若干重いので長時間使用するのはちょっとしんどいですね。。。
私は18Vver.の「CL285FD」+BL1820B(低容量小型バッテリ)の方が軽くて扱いやすい。


スイッチ

40Vmaxの各機種(「CL001G」『CL002G』「CL003G」)はワンタッチスイッチを採用しており、従来機種と比べ操作性が改善。
1スイッチでモード切り替えが可能となっており、モードメモリ機能もあるためOFFする直前のモードで再起動可能。
モード設定スイッチと電源スイッチが別に設けられており、OFFした状態でのモード設定が可能なため、夜間であったり・近くで子供が寝ているなど、最弱に設定してからONすれば大きい音を出さないで済むので、かなり助かります。
他ワンタッチスイッチ機種ではONしないとモード切り替えができない機種がほとんどなので、最弱で動かすにも一瞬最強モードを通らないといけない=大きい音が一瞬でてしまいます。

動作モードをLED表示しているため、今どのモードで動いているのか分かりやすいのもGOODです。※モード表示が無い機種では、「あれ?今どのモード?」と分からなくなってしまうことが多々あるので。
集塵タイプ

集塵タイプはゴミ捨てが簡単な紙パック方式。
紙パックごとゴミ箱にポイっと捨てるだけなので、見たくないゴミを見ることもなく、ゴミ捨ての際にホコリが舞うことも無し。
「CL001G」等のカプセル式と違ってゴミ捨ての時にホコリが舞うことが無く衛生的♪

紙パックだとランニングコストがかかってしまい嫌だ、、、という方は高機能ダストバッグ(付属品)であれば、水洗いして繰り返し使用可能。ただ、ダストバッグからゴミを出す作業が面倒なのと、その時にホコリが舞うことも多いため、お手軽さと衛生面を優先したい場合は紙パックがオススメ。
また紙パック式のリスクとして、いざ使おうとしたら紙パック切らしてた・・・もあります。その時はダストバッグ使えばいいって話ではあるんですがね。


紙パック式で意外と多いのが、紙パックの取り付けを忘れたまま掃除してしまうケース。
紙パック/ダストバッグが無い状態でゴミを吸ってしまうと、機械内部にゴミが侵入してしまい故障の原因にもつながる恐れもあるわけですが、『CL002G』ではそうならないよう、紙パック/ダストバッグを取り付けていないとフタが閉まらない構造になっており安心です♪

サイクロンユニットの取付

『CL002G』ではセットラインナップがあるように、サイクロンユニットを取り付け可能。
『CL002GZC』や『CL002GDRC』でついているロングタイプのサイクロンユニット(A-72687(白)、A-72481(オリーブ))はもちろんのこと、狭いすき間が得意なショートタイプ(A-72453(白)、A-72431(オリーブ))にも対応しております。
サイクロンユニットにはパイプ固定有りverと無しverがありますので購入時には要注意です。
『CL002G』はパイプ固定有りになります。
ロングタイプ:A-72687(白)、A-72481(オリーブ)
ショートタイプ:A-72453(白)、A-72431(オリーブ)
なお、一体型のサイクロンユニット(A-74500)は取付不可。「CL001G」の様にやっぱり「CL003G」に変身♪は『CL002G』では構造的に出来ないようになってます。




性能測定
騒音値

『CL002G』の動作音は約70dB(エコモード)~約83dB(パワフルモード)となっており、他機種と比べてかなり静か。
吸引仕事率125Wとマキタコードレスクリーナーの中でも最強を誇る『CL002G』ですが、風の流れを効率化し、エラストマで振動を吸収、その後の穴あきスポンジで吸音「新・流路構造」により低騒音を実現してます。

吸引力

プロット形状はサイクロン種類を表す:●印→サイクロン無し、■印→サイクロン(ロング)、♦印→サイクロン(ショート)
プロット色はモード種類を表す: 青→パワフル、オレンジ→強、緑→標準
吸込仕事率は、掃除機の吸込力の強さをW(ワット)で表すもので、次の計算式によって算出されます。
「吸込仕事率」ってなに? | 三菱電機 よくあるご質問 FAQ
吸込仕事率=真空度×風量×0.01666※
真空度…ゴミを浮き上がらせる力
風量…浮き上がらせたゴミを運ぶ力
※ JISで規定している換算係数
上の式内にある風量は「風速×面積」で表されるため、上の「風速-真空度」のグラフでは右上に行けば行くほど、吸引仕事率は高くなります。
さすがマキタの最強コードレスクリーナーだけあって、吸引時の風速も真空度も最高値レベルになってます。だいたい、エコモードや標準モードで動かしたときの吸引力が10.8Vなどの下位機種のパワフル(強)モードぐらい。
サイクロンユニットを取り付けると大体1段階ずつ吸引力が下がるイメージで、サイクロンを付けてのパワフルモードがサイクロン無しのときの強モード、サイクロン有り時の強モードがサイクロン無し時の標準モード、といった感じ。
吸引仕事率を求めるのであれば、サイクロン無しで使う必要があります。

他機種との比較
CL002G (マキタ‐40V) |
CL285FD (マキタ‐18V) |
|
外観 | ![]() |
![]() |
集塵方式 | 紙パック | 紙パック |
容量 | 500ml | 500ml |
スイッチ | ワンタッチ | ワンタッチ |
吸込仕事率 | 【パワフル】125W 【強】70W 【標準】45W 【エコ】20W |
【パワフル】125W 【強】70W 【標準】45W 【エコ】20W |
1充電使用量 | 【パワフル】16分 【強】25分 【標準】40分 【エコ】80分 ※BL4025使用 |
【パワフル】8分 【強】15分 【標準】21分 【エコ】38分 ※BL1830B使用 |
重量 | 1.6kg | 1.5kg |
定価(税別:本体のみ) ※2025年月時点 |
21,500円 | 21,500円 |
発売年月 | 2021年11月 | 2023年2月 |
CL285FD(マキタ18V)と比較

マキタ18Vのハイスペック紙パックタイプ「CL285FD」と比較。

結論、『CL002G』と「CL285FD」はバッテリ電圧以外は全て一緒です。
『CL002G』(40Vmax)と「CL285FD」(18V)でどちらが良いの?と悩んでいる場合、何も考えず自身のお手持ちバッテリに合わせていただいてOK。
バッテリから揃える必要があるんだけど、、、の場合は、プロの方でない限り、「CL285FD」(18V)で大丈夫。
※クリーナー以外の電動工具においてスペックが高いのは40Vmaxですが、ラインナップが最も豊富なのは18V。なので18Vを選んでおく方が色んな工具を選べて便利です。
あとはできるだけ軽い方が良い場合には、BL1820B等の小容量の小型バッテリがある18Vの方がオススメですね。
プロの方、DIYでもよほどこだわりがある方でない限りマキタ電動工具における40Vmaxはオーバースペックになりがち。あと、18Vよりも40Vmaxの電動工具の方が価格が高い傾向にあります。

実際に使ってみる
床の素材 | ゴミの種類 |
---|---|
フローリング | 紙くず、重曹 |
畳 | 重曹(砂の代わり) |
絨毯 | 糸 |
タイルカーペット | 紙くず |

マキタの7.2V~40Vmaxまでコードレスクリーナーは一通り試してきましたが、吸引力は圧倒的ですね。
重たいボルトやナットも難なく吸い取りますし、普段の掃除では普通モードで全然十分です。家具の隙間などノズルが入りにくい所にはパワフルモードで広範囲を一気に吸い取るといった使い方。
サイクロンを取り付けると1段階ほど吸引力が下がるとの話を前段でしましたが、普段から強モードを使えば、吸引力の低下は気にならず、メンテナンスもラクになるのでいいかもです。
CL002Gのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
圧倒的な吸引力と便利なワンタッチスイッチ | ✕ |
本体のみで約15,000円と、他機種と比べて高価 |
〇 | 紙パック式でゴミ捨て簡単&衛生的♪ | ✕ | バッテリ取付状態で約2.0kgと重たく、腕が疲れやすい。 |
〇 | 動作音がマキタ・HiKOKIのコードレスクリーナの中でも最静クラス | ✕ | 紙パック分のランニングコストがかかるのと、紙パックを切らす心配がある。 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『CL002G』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- 40Vmaxバッテリを既に持っている。もしくは今後、40Vmaxで生きていく覚悟がある
- ちょっとぐらい重くても問題ない。
- 多少のランニングコストは許すので、吸ったゴミを触りたくないし、見たくもない。
別の機種が良さそうな方
- 40Vmaxバッテリ持ってないし、今後40Vmaxで生きていく自信ない。でもマキタ最強のクリーナーが欲しい
⇒マキタ18V「CL285FD」 - 多少ゴミを見たりするぐらいは別にいいのでランニングコストかからない方が良い。
⇒マキタ40Vmax「CL001G」、マキタ18V「CL284FD」 - できるだけ軽い方が良いけどスペックは高い方が良い。
⇒マキタ18V「CL285FD」
まとめ

ということで今回は『CL002G』をレビューしました。
マキタコードレスクリーナーの紙パックタイプの最高峰で高い吸引力を持ちながら、静音性も兼ね備えた高スペック機種。
他の機種と比べて価格がお高め、質量重た目の弱点は有りますが、なるべくゴミは見たくない方にオススメ機種です。




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40Vmax充電器
DC40RA ⇒ BL2025:フル充電28分
DC40RB(2本同時充電) ⇒ BL4025:フル充電28分
