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【HiKOKIのフラグシップジグソー】CJ36DAレビュー・HiKOKI36V充電式ジグソー_NN・XP・XPZ

今回ご紹介するのはHiKOKI製36Vジグソー『CJ36DA』。

発売されたのは2019年11月と決して新しくはないですが、オートモードを唯一搭載したハイスペックモデル

切断性能もクラストップはもちろんのこと、AC機(CJ160V)超え、振動も低減されており、スムーズな切断が可能となってます。

今回はそんな『CJ36DA』についてレビューしていきます。

CJ36DAのバレルハンドルタイプに「CJ36DB」なるものが存在しますが、こちらは海外仕様。いまのところ国内での取り扱いは無いようです。。。

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKIマルチボルト使い
  • 防じん・防水機能は必須では無い

別の機種が良さそうな方

  • 防じん・防水機能は必須
    ⇒マキタ40Vmax「JV002G
  • もっと性能落として価格を抑えたい
    ⇒HiKOKI内では無し。マキタ18V「JV184D」10.8V「JV101D

CJ36DAのラインナップ

CJ36DA(NN):本体のみ

本体色アグレッシブグリーン
バッテリー無し
充電器無し
収納ケース無し
付属ブレードブレードNo.41
その他付属品六角棒スパナ
刃口板
チップカバー

CJ36DA(XP):フルセット(第一世代マルチVバッテリ)

本体色アグレッシブグリーン
バッテリーBSL36A18×1個
充電器UC18YDL2
収納ケースプラスチックケース
付属ブレードブレードNo.41
その他付属品六角棒スパナ
刃口板
チップカバー

CJ36DA(XPZ):フルセット(第二世代マルチVバッテリ)

本体色アグレッシブグリーン
バッテリーBSL36A18X×1個
充電器UC18YDL2
収納ケースプラスチックケース
付属ブレードブレードNo.41
その他付属品六角棒スパナ
刃口板
チップカバー

CJ36DAの価格帯

ラインナップ定価Amazon価格
CJ36DA(NN)
※本体のみ
48,300円31,500円
CJ36DA(XP)
※第1世代バッテリ
84,500円61,500円
CJ36DA(XPZ)
※第2世代バッテリ
84,500円59,950円
CJ18DA(NN)
※本体のみ
48,000円28,300円
JV002GZ
※本体のみ
45,300円32,000円
Amazon価格は執筆時点での価格

 『CJ36DA』単体(NN)で31,500円はマキタ40Vmax「JV002G」とほぼ同価格となっており、ジグソーの中でも群を抜いて高額な部類。

下位機種「CJ18DA(NN)」(28,300円)と比べると3,000円ほどの価格差は有りますが、性能やメンテのことを考えるとこの差は支払ってでもCJ36DA』を選択する方が良いと当ブログでは考えてます。

また、バッテリとのフルセット品では新世代バッテリのXPZよりも旧世代バッテリのXPの方がお高くなってしまっているため、バッテリ・充電器込みで揃えたい人はわざわざ旧世代のXPを購入する必要はないですね。

\CJ36DAの最新価格は以下からチェック/

CJ36DAの基本スペック

外観・基本スペック

今回購入したのは『CJ36DA(NN)』。

ジグソー本体のみの商品で収納ケースは無く、いつもの段ボール箱に入った状態です。

CJ36DA(NN)のセット内容

  • ジグソー本体
  • ブレードNo.41
  • 六角棒スパナ
  • 刃口板
  • チップカバー
  • 取扱説明書

バッテリの取り付け状態。

BSL36A18X装着時で重さは約2.74kgとなっており、マキタのジグソーフラグシップ「JV002G」(約2.70kg)とほとんど変わらず。

ジグソーの中では最重量級となっており持ち運びはやや億劫にはなりますが、その分、切断時に自重で安定します。

ブレードの種類・取り付け方法

ブレード形状はBタイプで取付はワンタッチ対応。

ブレードの取り付け・取り外しの際に、いちいち六角レンチを取り出して、ネジ回して・・・の作業は一切不要♪

ode

一度知ってしまうと、六角レンチタイプに戻れないストレスフリー仕様です。

騒音値

CJ36DA』の無負荷時の動作音は大体102dB。。。(当ブログ調べ)

当ブログでレビューしているジグソーの中では最も動作音が大きく、実際に使ってみても、ちょっと周りに気を使うぐらいの音の大きさです。

特に住宅街や集合住宅では使う時間帯には気を付けた方が良い機種ですね。。。

スピード調整・オービタル・稼動ロック

機能内容
スピード調整方法ダイヤル+トリガ
オービタル機構切+3段階
稼動ロックロックスイッチ
ロックオンスイッチ

スピード調整方法

CJ36DA』ではダイヤル設定とトリガの押し込み量の2つでブレードの上下スピードを調整可能

ダイヤルで上限スピードを設定できるので、トリガでの速調に慣れていない場合はダイヤルで速度を合わせ込み、トリガを目一杯押すことで、作業に合ったスピードで切断が可能。

トリガでの操作にも慣れているのであれば、切断しながら精度が必要な箇所ではスピードを落として、といった作業をするにもCJ36DAは便利です。

オービタル機構

オービタルは材料や用途に合わせ0(切)とⅠ~Ⅲの4段階で設定可能。

オービタル設定によってブレードの上下運動に前後運動が加わるため、材料への食い込み・切り粉の排出が良くなり、作業が効率的に行えます。

要因オービタルポジション
Ⅲ ⇔ 0
材料の硬さ軟質材 ⇔ 硬質材
材料の厚さ厚い ⇔ 薄い
切断速度  速く切る ⇔ ゆっくり切る
直線切りor曲線切り直線 ⇔ 曲線
仕上がり程度 悪くてもいい ⇔ キレイな仕上げ

稼動ロック

ロックスイッチ不意の起動を防いでくれる安全機能
ロックオンスイッチスイッチONにてトリガから手を離しても
運転を継続してくれる便利機能

ロックスイッチは不意の起動を防いでくれる安全装置。

マキタ(「JV002G」や「JV182D」など)の様に一定時間操作しないと勝手にロックが掛かる仕様ではないので、自分でしっかりと安全に気を付けてロックを掛ける必要ありです。

ロックオンスイッチは安価な機種でも搭載されることが多いので説明割愛。

その他便利機能

機能内容
ソフトノーロード機能有り
ソフトスタート機能非対応
ブロワ機能有り
電子制御有り
低振動設計非対応
防じん・防水非対応
LED1灯
電気ブレーキ有り

オートモード搭載(ソフトノーロード)

CJ36DA』ではHiKOKIの現ラインナップの中で唯一「オートモード」を搭載しており、ダイヤルを「A」設定で本モードとなります。

切断前の無負荷状態(刃に材料が当たっていない状態)では低速で動き、負荷がかかった(刃に材料が当たった)時にダイヤル5設定と同じストロークに上昇。

これにより、切り始める前は低振動で墨線合わせがしやすく、また、作業全体を通しての動作音の低減にもつながります。

※オートモードのストローク数は無負荷時:1,400min‐1、負荷時:3,500min‐1と決まっており、ダイヤル設定4や3のストローク数で使うことはできない点は少々残念な点です。(マキタのソフトノーロード機能なら可能)

LED搭載やブロワ機能で切断箇所が見やすい

ジグソー本体で暗くなりがちな切断箇所をLEDで照射するのに加えて、ブロワで切り粉を吹き飛ばしてくれるため、墨線が見やすく、効率的かつ正確な切断が可能となってます。

防じん・防水機能は無し

HiKOKIの最上位機種となる本機種ですが、残念ながら防じん・防水機能は搭載されていません

それでもある程度は考慮されて設計されているとは思いますが、マキタの様に防じん・防水機能呼称「APT」がHiKOKIでも設定されていれば、本機種にもついたのかどうか。。。

とにかく、屋外・塵埃が多い環境での使用には注意するに越したことはないです。

他機種との比較

18V:CJ18DAとの比較

HiKOKIの18Vジグソー「CJ18DA」と比較してみます。

CJ36DACJ18DA
電圧36V18V
モータブラシレスブラシ
切断能力(木材)135mm135mm
ブレード方式BタイプBタイプ
ブレード取付ワンタッチワンタッチ
主な機能オートモード
電子制御

ブロワ
LED


ブロワ
LED
1充電当たりの作業量
(MDF材:300×24mm)
150カット130カット
ネット販売価格(目安)
※執筆時点
31,500円28,300円

切断能力、ブレード方式/取付は全く同じ性能ですが、モータの種類がブラシレス(『CJ36DA』)とブラシ(CJ18DA)と異なっており、『CJ36DA』の方が高効率かつ、電子制御(定速度制御)で負荷がかかっても回転数(ストローク数)が落ちにくくパワフルな作業が可能。

また『CJ36DA』の方がオートモードが搭載されており切断開始時の墨線合わせが楽だったり、作業全体での騒音が小さかったり。

ブロワとLEDはどちらもついているので切断時の墨線の見やすさは差は無しです。

「CJ18DA」の持つ特徴としては18Vバッテリが使える点であり、「BSL1820M」の小容量バッテリを使えば軽量化できるのは一つ『CJ36DA』との差別化が図れる点です。

という2機種ですが、価格差で見ると約3,000円となっており、やはり高機能な『CJ36DA』の方がお高め。

ただ、「CJ18DA」はブラシモータであるがゆえ定期的なブラシ交換のメンテに費用と手間が掛かるため、当ブログとしてはやや価格が高くても高機能な『CJ36DA』がオススメです。

マキタ40Vmax:JV002Gとの比較

マキタ40Vmaxのフラグシップモデル「JV002G」とは性能的にも価格的にも大きな差はなく、ご自身のバッテリープラットフォームに合わせて選べばOKが当ブログとしての結論。

ただ、唯一気にした方が良いのは防じん・防水機能で、作業環境がよろしくない場合はマキタ「JV002G」を選択したほうが良いです。

マキタとの比較は以下ページで解説してますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
現ジグソー最高峰機種!!JV182Dとの比較も|JV002Gレビュー・マキタ40Vmax充電式ジグソー|JV002GZ,JV002GRDX

実際に使ってみる

材料 厚さ 速度
SPF材 1×4材(厚さ19mm ) 5(max)
2×4材(厚さ38mm) 5(max)
ラワン合板 厚さ15mm Auto
アルミ板 厚さ2mm 4
鉄板 厚さ3.0mm 3

実際に使ってみた率直な感想としては、マキタさんの「JV002G」の方が若干スムーズかな?との印象。

とはいっても、HiKOKIのフラグシップジグソーだけあってかなり切断作業はスムーズでパワフル、この程度の材料であればスイスイ切断可能です。

オートモードの使い勝手もよく、切り始めの墨線合わせが楽です。

ストローク数とストローク幅でみてもマキタのフラグシップ「JV002G」「JV182G」と同値となっており、高スペックであることを示してます。

やはり、欲を言うなら防じん・防水機能があれば完璧だったってところですね。

CJ36DAのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

ブラシレスモータ搭載で高効率&パワフル
単品で3万円を超える高価格
HiKOKIの最高峰ジグソーで機能満載 動作音も最大レベル
オートモードで墨線合わせが楽♪ 防じん・防水機能無し

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『CJ36DA』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKIマルチボルト使い
  • 防じん・防水機能は必須では無い

別の機種が良さそうな方

  • 防じん・防水機能は必須
    ⇒マキタ40Vmax「JV002G
  • もっと性能落として価格を抑えたい
    ⇒HiKOKI内では無し。マキタ18V「JV184D」10.8V「JV101D

まとめ

ということで今回は『CJ36DA』をレビューしました。

マキタの「JV002G」に引けを取らない性能でまさにHiKOKIジグソーのフラグシップモデル。

価格が3万円超えと、かなりお財布は痛いですが、高機能なジグソーを求めているHiKOKIユーザーには良き選択肢となるモデルと思います。

マルチボルトバッテリ

BSL36A18BX:36V‐2.5Ah,18V‐5.0Ah Bluetooth搭載

BSL36A18X:36V‐2.5Ah,18V‐5.0Ah Bluetooth無し

BSL36B18BX:36V‐4.0Ah,18V‐8.0Ah Bluetooth付き

BSL36B18X:36V‐4.0Ah,18V‐8.0Ah Bluetooth無し

BSL36A18B:36V‐2.5Ah,18V‐5.0Ah Bluetooth付き (旧モデル)

BSL36A18:36V‐2.5Ah,18V‐5.0Ah Bluetooth無し (旧モデル)

BSL36B18B:36V‐4.0Ah,18V‐8.0Ah Bluetooth付き (旧モデル)

BSL36B18:36V‐4.0Ah,18V‐8.0Ah Bluetooth無し (旧モデル)

マルチボルト・18Vバッテリ用充電器

UC18YDML ⇒ BSL36A18X:フル充電25分

UC18YDMLを詳しく見る

UC18YTSL(4個同時充電) ⇒ BSL36A18X:フル充電32分

UC18YDL2 ⇒ BSL36A18X:フル充電25分

UC18YSL3 ⇒ BSL36A18X:フル充電32分

UC18YFSL ⇒ BSL36A18X:フル充電75分

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メルカリ

UC18YKSL ⇒ BSL36A18X:フル充電150分

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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