今回ご紹介するのはHiKOKI製18Vジグソー『CJ18DA』。
HiKOKIの充電式ジグソーとして18V唯一のラインナップである『CJ18DA』。
マルチボルトユーザーの方だと「CJ36DA」とどっちが良いんだろ?となるかと思いますが、当ブログとしての結論は「CJ36DA」。
『CJ18DA』はスペック的にも価格的にもやや中途半端な位置に来てしまったとの印象。
今回はそんなどうせならもっとスペックも価格も落としてよかったんでは?な『CJ18DA』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- HiKOKIの18Vユーザー(notマルチボルトユーザー)
- DIYモデルでは満足できない。。。
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/
CJ18DAのラインナップ
CJ18DA(NN):本体のみ
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ブレード | ブレードNo.41(木工用) |
その他付属品 | 六角棒スパナ 刃口板 |
CJ18DA(XP):フルセット(旧世代バッテリ)
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | BSL36A18×1個 |
充電器 | UC18YDL2 |
収納ケース | プラスチックケース |
付属ブレード | ブレードNo.41(木工用) |
その他付属品 | 六角棒スパナ 刃口板 |
CJ18DA(XPZ):フルセット(新世代バッテリ)
本体色 | アグレッシブグリーン |
バッテリー | BSL36A18X×1個 |
充電器 | UC18YDL2 |
収納ケース | プラスチックケース |
付属ブレード | ブレードNo.41(木工用) |
その他付属品 | 六角棒スパナ 刃口板 |
CJ18DAの価格帯
ラインナップ | 定価 | Amazon価格 |
---|---|---|
CJ18DA(NN) 本体のみ | 48,000円 | 28,300円 |
CJ18DA(XP) 旧世代バッテリ | 78,600円 | 56,800円 |
CJ18DA(XPZ) 新世代バッテリ | 78,600円 | 55,900円 |
CJ36DA(NN) 本体のみ | 48,300円 | 31,500円 |
『CJ18DA』単体(NN)で28,300円となっており、これは36Vの上位機種「CJ36DA」と比べて3,000円ほどお安い。
ただ、「CJ36DA」の方が性能が格段に良く、この価格差なら「CJ36DA」を選ぶ方がコスパとしては良し。
また、「CJ36DA」はブラシレスモータ、『CJ18DA』はブラシモータとなっており『CJ18DA』の方が定期的なメンテ(費用)が必要となるため、その点を考慮しても「CJ36DA」を選ばない手はないというのが当ブログでの結論。
なお、諸事情により『CJ18DA』を選択、バッテリ含めて揃えるのであれば旧世代バッテリの(XP)と新世代バッテリ(XPZ)では価格を見てもらえれば一目瞭然ですね。
\CJ18DAの最新価格は以下からチェック/
CJ18DAの基本スペック
外観・基本スペック
今回購入したのは『CJ18DA(NN)』。
ジグソー本体のみの商品で、楽天で約28,500円で購入。
CJ18DA(NN)のセット内容
- ジグソー本体
- ブレードNo.41
- 六角棒スパナ
- 刃口板
- 取扱説明書
マルチボルトバッテリBSL36A18Xを取り付けた状態。
この時の重さが大体2.7kgとなっており、これは36V機種「CJ36DA」(2.7kg)とほとんど同じ。※数十g『CJ18DA』の方が軽い。
「CJ36DA」よりも『CJ18DA』が優れている?点は小容量バッテリを装着することで軽量化できること。
BSL1820Mであれば400gほど軽量化して使えるので、長時間は使用しないときに手軽に使えて便利です。
ブレードの種類・取り付け方法
ブレード形状はBタイプでワンタッチ取付対応。
ブレードの取付・取り外しの度に六角レンチを取り出して、ネジ回しての手間が無いのでストレスフリーです♪
付属の六角レンチがいつの間にか行方不明に。。。があるあるですよね。
騒音値
『CJ18DA』の無負荷時の動作音は約97dB。(当ブログ調べ)
これはグラフを見ていただいて分かるように、他のジグソーと比べるとやや大きい方。
住宅街や集合住宅などで音に気を付けないといけない人は使う時間帯には注意が必要です。
スピード調整・オービタル・稼動ロック
機能 | 内容 |
---|---|
スピード調整方法 | トリガ |
オービタル機構 | 切+3段階 |
稼動ロック | 不可 |
スピード調整方法
ブレードの上下スピードはトリガ操作(押し込み量)によって調整する方式となっており、上手にスピードを調整するにはかなりの慣れが必要。
木材を高速切断するときはMAXスピードでトリガを目いっぱい押し込んでもOKなことが多いですが、軟鋼板やステンレス・アルミなどの金属類を切断するときはややスピードを落としてあげる必要があります。(速すぎるとブレードがすぐにダメになったりします)
オービタル機構
オービタルは材料や用途に合わせ0(切)とⅠ~Ⅲの4段階で設定可能。
オービタル設定によってブレードの上下運動に前後運動が加わるため、材料への食い込み・切り粉の排出が良くなり、作業が効率的に行えます。
要因 | オービタルポジション Ⅲ ⇔ 0 |
---|---|
材料の硬さ | 軟質材 ⇔ 硬質材 |
材料の厚さ | 厚い ⇔ 薄い |
切断速度 | 速く切る ⇔ ゆっくり切る |
直線切りor曲線切り | 直線 ⇔ 曲線 |
仕上がり程度 | 悪くてもいい ⇔ キレイな仕上げ |
稼動ロック
ロックスイッチ | 不意の起動を防いでくれる安全機能 |
ロックオンスイッチ | スイッチONにてトリガから手を離しても 運転を継続してくれる便利機能 |
『CJ18DA』にはロックスイッチはついてますが、ロックオンスイッチは未搭載。
ロックスイッチは不意の起動を防いでくれる安全装置であり、「CJ36DA」と同じハードスイッチ式。
マキタの「JV002G」や「JV182D」であればロックスイッチは電子スイッチ式となっており、自分でロックを掛けられるのはもちろん、一定時間操作しないと勝手にロックが掛かる仕様ですが、『CJ18DA』は自分でしっかりと安全に気を付けてロックを掛ける必要ありです。
また、ロックオンスイッチは搭載されていないので、切断途中で持ち替えたりすることが難しくなってます。
スピード調整がトリガ式だからロックオンつけてないのかな?
その他便利機能
機能 | 内容 |
---|---|
ソフトノーロード機能 | 無し |
ソフトスタート機能 | 無し |
ブロワ機能 | 有り |
電子制御 | 無し |
低振動設計 | 無し |
防じん・防水 | 無し |
LED | 1灯 |
電気ブレーキ | 有り |
本体のみの『CJ18DA(NN)』でも2万円台後半との価格を考えると搭載機能はかなり物足りない。。。
価格が3,000円ほどしか変わらない「CJ36DA」ではオートモード(ソフトノーロード)や電子制御がついており、作業性はかなり良かった。
搭載機能の豊富さで言えばマキタの1万円台ジグソー「JV101D」や「JV100D」と変わらない印象ですね。。。
実際に使ってみる
材料 | 厚さ | 速度 |
SPF材 | 1×4材(厚さ19mm ) | (max) |
2×4材(厚さ38mm) | (max) | |
ラワン合板 | 厚さ15mm | (max) |
アルミ板 | 厚さ2mm | (50%程度) |
鉄板 | 厚さ3.0mm | (70%程度) |
上の表の速度はトリガ操作でのスピード調整によるため参考値。
実際に使ってみた感想としては切断能力が135mmだけあって2×4材や金属材もパワー落ちすることなくスムーズに切断可能であり、普通に良いジグソー。
ただ、自分があまりジグソーのトリガ操作速調に慣れていないため、やはりこの辺りは慣れが必要であり、「CJ36DA」のダイヤル式の方が使いやすいですね。。。
ストローク数とストローク幅のプロットで見てみるとストローク幅は「JV002G」や「CJ36DA」と同じレベルにありますが、ストローク数はやや控えめ。
切断スピードとしては他機種と比べてちょうど中間あたりに位置するのかなと思います。
CJ18DAのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
小容量バッテリー(BSL1820M)を使えば軽量化できる。 | ✕ |
切断スピード調整がトリガー式で扱いには技能が必要 |
〇 | CJ36DAよりも3,000円ほど安く手に入る | ✕ | CJ36DAとの価格差を考えると搭載機能に不満 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『CJ18DA』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- HiKOKIの18Vユーザー(notマルチボルトユーザー)
- DIYモデルでは満足できない。。。
まとめ
ということで今回は『CJ18DA』をレビューしました。
「CJ36DA」と比較するとどうしてもコスパの面で劣るため、HiKOKIの強みであるマルチボルトであるがゆえ『CJ18DA』のメリットがほとんど見いだせないかなと。
「CJ36DA」の後に登場した『CJ18DA』ですが、その狙いどころがよく分からなかったです。
ということで、当ブログとしての結論としては「CJ36DA」をおすすめ。
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/