今回ご紹介するのはマキタ製40Vmaxサンダー『BO001CG』。
2024年5月に発売された最新機種にして、機能満載の超ハイスペック機種。
AC機を超える研磨力に加え、防塵・防水機能、集塵機との連動などの機能を搭載。
また、バッテリを本体と別取り付けにすることで軽量化を図り、取り回しが抜群に向上してます。
ただ、その分お値段が、、、
今回はそんなランダムサンダーの最高峰機種『BO001CG』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- 最新の最高峰のランダムサンダーが欲しい
- そのためならお値段高くても気にしない
別の機種が良さそうな方
- コードレスのランダムサンダーが欲しいけどバッテリ除いて3万はちょっと払えない。。。
⇒マキタ18V「BO180D」、HiKOKI「SV1813DA」
BO001CGのラインナップ
BO001CGZ:本体のみ
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ペーパー | #80,#120,#240×各1枚 |
その他付属品 | パッドセーバー125 ダストバッグ フロントカフス30ロック式 |
バッテリアダプタセット※各ショップ独自セット品
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ペーパー | #80,#120,#240×各1枚 |
その他付属品 | パッドセーバー125 ダストバッグ フロントカフス30ロック式 バッテリアダプタ(A-77394) |
BO001CGの価格帯
ラインナップ | 定価 | ネット価格 |
---|---|---|
BO001CGZ (本体のみ) | 38,800円 | 26,800円 |
BO001CGZ+A-77394 (本体+アダプタ) | ー | 32,600円 |
A-77394 (アダプタ) | ー | 4,980円 |
BO180DZ (本体のみ) | 20,500円 | 14,000円 |
さすがはランダムサンダーの最高位に位置する機種。
本体のみ『BO001CGZ』でも実販売価格で26,800円と他機種と比べずば抜けてお値段お高めで、そこに更に必須品であるアダプタもつけると32,600円と、かなりお財布には優しくないやつ。
本記事執筆時、アダプタ単体「A-77394」が5,000円弱で売られており、本体のみ(26,800円)とアダプタのみ(4,980円)を別々に購入する方が1,000円ほどですがセット品(32,600円)を買うよりお得にはなります。
※時期によって変動はあるので、購入時にはどっちがお得か確認したほうがいいです♪
セット品の方がお得なイメージがありますがちゃんと見た方がいいです
ちなみに、コードレスランダムサンダーと言えばコレ【マキタ18Vの「BO180D」】は本体のみだと14,000円。
『BO001CG』と比べると、その価格差は、本体のみだけでも約13,000円、アダプタまで含めると18,000円。。。
確かにこの後紹介するように『BO001CG』めちゃくちゃ使いやすくていいのですが、この価格差を許容できるのは仕事でえぐいぐらいランダムサンダー使ってます。って人か、お金持ちか、ぐらいな気がしてます。
\BO001CGの最新価格は以下からチェック/
BO001CGの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『BO001CGZ』。
あと本体に直接バッテリの取り付けができないので、アダプタも別で必要です。
アダプタは40Vmaxのオービタルサンダー「BO005CG」と共用です。
BO001CGZのセット内容
- サンダー本体
- ネットサンディングディスク#80,#120,#240×各1枚
- ダストボックス
- 取扱説明書
バッテリの取り付けはアダプタを介して。
なお、今回使用してるのはアダプタのコードが1.6mのものですが、もっと長い5mのアダプタもあるので、集塵機のホースと束ねて使うのには5.0m(A-77403)の方が便利です。
質量は約1.1kgとなっており、18Vの「BO180D」が1.8kgなので、その差0.7kg。
バッテリをアダプタ装着にしたことでかなりの軽量化をはかれてますね。
数値だと伝わりずらいですが、持ってみるとかなり軽いです。
グリップの下部がくびれており、指を置く深くまで持っていけるので今までのランダムサンダーよりもかなり”握り”やすい。
今までのランダムサンダーは持つだったけど、握ることができるようになったと言うと伝わりやすいかも。
また、グリップ素材はざらっとしたラバー素材になっており、手への吸いつきもよく滑りにくくなってるのも良いです。
ペーパー・パッド
マキタさんもついに出してきたネットサンディングディスク。
ボッシュさんや他よくわからないメーカ品ではありましたが、『BO001CG』や「BO005CG」の発売に合わせて新たに登場。
もちろん従来のペーパー式も使用可能です。
番手 | ネット式 | ペーパー式 |
---|---|---|
#40 | ー | A-48496 |
♯60 | ー | A-16863 |
♯80 | A-77322 | A-16879 |
♯100 | ー | A-52043 |
♯120 | A-77338 | A-16885 |
♯150 | ー | A-52059 |
♯180 | A-77350 | A-16891 |
♯240 | A-77366 | A-16900 |
♯320 | A-77372 | A-55566 |
♯400 | ー | A-55572 |
スポンジを取り付けてポリッシャのようには使用しないでくださいとのこと。(BO001CG:取扱説明書より)
ネットサンディングディスクはディスク取り付け時にいちいち吸塵穴の位置合わせをしなくていいのは楽ですね。
また、ランニングコストでいくと、#80の場合
ネット式「A-77322」が10枚入りで1200円(120円/枚)+送料
ペーパー式「A-16879」が5枚入りで500円(100円/枚)+送料
なので、交換頻度が同じと考えるのであれば、ネット式とペーパー式でランニングコストの差はほとんどなさそうです。
騒音値
動作音としては18V「BO180D」とほとんど変わらず、MAXで動かしたときが家庭用の掃除機と同じくらいの音の大きさと考えてもらっていいかなと思います。
「BO180D」よりももう少し回転数を落として使用できるので、その分、最小動作音は少し低くなっている感じです。
吸塵・集塵機能
自己集塵
実際に使ってみても『BO001CG』ネットサンディングディスクとも相まって、自己集塵だけでもかなり吸ってくれます。
ダストバッグは今までモデルからチェンジしており、布が厚手の物に変わり漏れ出てくる細かい粉塵の量は減った印象。
中は魚の骨のような形状になっており、汚れてきたら分解して水洗いすることも可能で、メンテナンス性も良しです。
集塵機との接続・連動
マキタ集塵機(ホースΦ28)との接続であれば、標準付属品であるフロントカフス30で接続可能。
このカフス30はロック式になってるので作業中に外れる心配ゼロです♪
その他、Φ28ホースであれば、フロントカフス22でつけることもできますし、Φ19またはΦ38ホースであればフロントカフス24を介して接続可能です。
また、別途ワイヤレスユニニットの購入が必要ですが集じん機との連動(AWS)も可能。
コードレスランダムサンダでこの機能を持ってるのは『BO001CG』だけです。
※オービタルサンダであれば「BO005CG」だけ。
各種機能
機能 | 内容 |
---|---|
速度調整機能 | ダイヤル式 |
ロック機能 | (ON/OFFスイッチ) |
自己吸じん機能 | 有り |
集じん機連動 | 可能 ※別途ユニット購入 |
防水・防塵 | 本体・アダプタ:IPX4・APT バッテリ:IP56 |
定回転制御 | 搭載 |
速度調整はダイヤル式
ON/OFFスイッチは握った時にちょうど人差し指の位置にくる工具前面に配置されており、かつ巨大スイッチとなっているためスムーズに起動・停止できるよう配慮されてます。
回転数は工具側面のダイヤルで5段階の調整が可能になってます。
設定 | 回転数 |
---|---|
1 | 6,000min-1 |
2 | 6,500min-1 |
3 | 8,000min-1 |
4 | 9,500min-1 |
5 | 10,000min-1 |
負荷がかかっても回転数が落ちにくい
『BO001CG』では負荷がかかっても回転数を維持する定回転制御を搭載。
回転数が作業途中で変わってしまうことで、研磨量が変わってしまい仕上がりにムラが出てしまったりしたり、作業効率が落ちたりすることを防いでくれるありがたい機能です。
本体・アダプタは防水、バッテリは防じん・防水
防じん・防水に関してはIP上では本体とアダプタがIPX4、バッテリがIP56。
IP | 内容 |
---|---|
IPX4 | 【防塵】 規定しない 【防水】 あらゆる方向からの水飛沫に対して保護されている。 |
IP56 | 【防塵】 防塵試験用粉塵が侵入しても動作及び安全性を損なわないように保護されている。 【防水】 あらゆる方向からの噴流水に対して保護されている。 |
ということで、屋外で雨に降られるといったことがあっても多少なら大丈夫ではあります。
また、本体に関して防じんは規定されていないとなってますが、IP規格試験をしていないのか通らなかったのかは不明ですが、マキタ独自規格「APT」対象機種となっているので、粉塵に対しても強い設計にはなっているとのことです。
他機種との比較
マキタ18V「BO180D」と比較してみます。
BO001CG | BO180D | |
---|---|---|
モータ | ブラシレスモータ | ブラシモータ |
質量 | 0.9kg | 1.8kg |
最大回転数 | 10,000回転/分 | 11,000回転/分 |
ペーパー取付 | ベルクロ | ベルクロ |
主な機能 | 5速調 定回転制御 IPX4・APT 集じん機連動※ | 3速調 |
販売価格 | 26,800円 | 14,000円 |
上の方でちょこちょこと比較説明してきたのでここではまとめぐらいで。
性能的にも価格的にも『BO001CG』の方が1段階・2段階上。
手を出すなら、かなりの頻度でランダムサンダーを使い回す人でないと元は取れないと思います。
個人的にはBO180Dから一番の推し機種を奪い去った機種ですが、やっぱり価格が・・・ね。
実際に使ってみる
材料 | 使用ペーパー |
杉板+墨線 | マキタ・ペーパーディスク #120 A-16885 |
マキタ・ネットサンディングディスク #120 A-77338 |
|
SPF+水性塗料 | マキタ・ペーパーディスク #120 A-16885 |
使ってみての印象は、
めっちゃ作業ラク&楽しい
マキタ公式HPで18V機比で作業能率約70%UPとアピールしているだけあって、面白いように研削できます。
まさにストレスフリー♪
また、本体がかなり薄型になっているため、グリップと回転部の距離が近く本体が安定し作業しやすい。
今までのランダムサンダーだと高さがあるため、やや作業時に抵抗があったりすると本体のバランスが崩れたりすることがあったりしますが、その心配がほとんどないですね。
なお、バッテリがアダプタ装着になり軽さも相まって、作業時の腕への負担は「BO180D」と比べるとかなり楽です。
※特に石膏ボードの仕上げとかで壁面に対して使うときはその差が如実に出ると思います。
BO001CGのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
AC機を超える研削力で抜群の作業効率♪ | ✕ |
本体のみで27,000円とかなり高価・・・ |
〇 | 軽量で取り回しGOOD | ✕ | さらにアダプタ(5,000円)が必須・・・ |
〇 | 機能豊富で様々な利用シーンに対応可能 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『BO001CG』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- 最新の最高峰のランダムサンダーが欲しい
- そのためならお値段高くても気にしない
別の機種が良さそうな方
- コードレスのランダムサンダーが欲しいけどバッテリ除いて3万はちょっと払えない。。。
⇒マキタ18V「BO180D」、HiKOKI「SV1813DA」
まとめ
ということで今回は『BO001CG』をレビューしました。
他のランダムサンダーとくらべ頭1つとびぬけた印象で、性能も良く・扱いやすさも抜群。
筆者的には「BO180D」を抑え、一番の推し機種に躍り出た最高峰機種ですが、やはりネックはお値段ですね。