どうも。ode(@etool_navi)です。
今回はHiKOKI製10.8V電動ドライバドリルのハイエンドモデルである『DB12DD』についてレビューしていきます。
DS12DDと同じくブラシレスモータを搭載しており、価格は少々お高めではあるものの、軽量・コンパクト・省メンテ・高寿命。
軽量かつコンパクトさはマキタ・HiKOKI製の10.8Vの中では頭一つ飛び出しており、取り回し良し&腕が疲れにくい。
動作音がやや大きめではあるものの、10.8V電ドラの中で一番のオススメはどれですか?と聞かれれば『DB12DD』を推奨する。
特にDIY女子には、セット品の大容量バッテリー(BSL1240M)ではなく、小容量バッテリー(BSL1215)を取り付けて使用すれば10.8V電ドラの中で最軽量に。
これからDIYを始める方、今使っている電ドラの代わりを探している方に、ぜひとも参考にしていただければと思います。
ちなみにわたくし、これまでは電動工具は全てマキタだったのですが、今はこのHiKOKI製『DB12DD』をメイン使いにしてます。
メリット | デメリット |
・とにかく軽くて取り回しが良い ・ブラシレスなので省メンテナンス ・所有欲を満たしてくれる |
・他の10.8V電ドラと比べ価格が高い ・動作音がちょっと大きめ |
◎マキタとHiKOKIの電ドラの現ラインナップのまとめ記事はコチラ。10.8V電ドラをお探しの方は是非ご参考に。
>>【実機比較】おすすめ10.8V電動ドライバドリルはどれ?マキタ・HiKOKI総まとめ
◎電動ドライバドリルの使い方から知りたいという方はコチラ。
>>【ネジ締めのコツとは】電動ドライバドリルの使い方
まずはDB12DDについて
基本スペック
まずはさらっと、『DB12DD』の基本スペックから確認しておきましょう
項目 | 内容 |
最大トルク | 38N・m |
バッテリ | 10.8V(スライド式) |
クラッチ | 20段+直結 |
速度切替 | 有り(2段階) |
回転速度調整 | 無段変速 |
回転方向 | 正転・逆転 |
チャック仕様 | 6.35mm六角軸ビット |
ネジ締め本数 | 270本(Φ5.8mm×45mm) |
LED | 有り |
ブレーキ機能 | 有り |
質量 | 1.0kg(バッテリー込) |
購入したDB12DD
今回購入したのは『DB12DD(NN)』
電動ドライバドリル本体のみ商品です。
- 本体
適合バッテリーについて
『DB12DD』に適合するバッテリーは以下の通り。
上記バッテリーは他の電動工具とも共用でき、全部で10数モデルと互換があります。
上の画像の右半分が『DB12DD』とバッテリーが共用。左半分はバッテリーの形状が違うため注意が必要です。
価格
以下は10.8Vのマキタさんの電ドラ定価です。
型名 | DB12DD | FDS12DAL | DS12DA | DS12DD | |
定価 | 本体のみ | ¥17,000 | ¥8,800 (‐¥8,200) |
¥12,300 (‐¥4,700) |
¥19,000 (+¥2,000) |
セット | ¥37,300※ | ¥17,900 (‐¥19,400) |
¥25,800 (‐¥11,500) |
¥39,300 (+¥2,000) |
カッコ( )内の数値は『DB12DD』との差額を示してます。
セットは本体・バッテリー2個・充電器・ハードケースの値段。
※FDS12DALとDS12DAはセットのバッテリーが小容量の1.5Ah。『DB12DD』とDS12DDのセットのバッテリーは大容量の4.0Ahのため、セットの価格に大きな開きがあります。
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実際に使ってみる
実際に木材へのネジ打ちと穴あけをしてみた動画は後半部分に。クラッチ機能など、搭載機能の動画もあります。
使用木材 | 作業 | サイズ | 評価 |
SPF |
ネジ締め |
Φ4.2mm×65mm |
◎ (快適) |
Φ4.8mm×90mm | 〇 (問題なし) |
||
穴あけ | Φ21mm穴 | ◎ (快適) |
|
ウリン | ネジ締め | Φ4.2mm×45mm | 〇に近い△ (ほぼ問題無し) |
穴あけ | Φ10穴 | ◎ (快適) |
ドリル径:Φ10mm
パワーは他の10.8V電ドラと比べても強い方
『DB12DD』の最大トルク値は38N・m。(カタログ値)
数値的にはDS12DAやFDS12DALと同じだが、実際に使ってみると明らかに『DB12DD』の方が力がある。
カタログ値に載っている値がどういった基準の数値かは分からないが、やはり実際に使ってみないと分からないことが多い。
わずかなパワーの差かもしれないが、それでも長時間使っていると作業時間の差が大きくなる。
10.8Vの中で最軽量
バッテリー(4.0Ah)を装着したときの重さは980g。
マキタのブラシレスDF332Dが1206gなので200g近く『DB12DD』の方が軽いため、マキタ・HiKOKIのブラシレスモータ電ドラの中で最軽量。
また、小容量バッテリを使用した場合は888gとさらに100gほど軽くなり、これは10.8Vの中で最もコンパクトなマキタ製DF030D(880g)と誤差レベルの違いしかない。
男の自分が持っていても楽だな~と感じるほど。
妻にこれまでレビューしてきた電ドラすべてを持ってもらった結果↓↓↓
騒音値は大きい方
『DB12DD』の最大の欠点は動作音。
空転時の騒音値は約90dB(※当ブログ調べ)と他の電ドラと比べると動作音がちとウルサイ。
一軒家でお隣さんとも距離が離れてる方は大丈夫かもしれませんが、集合住宅の方にとってはちょっとどうかなというレベル。
といっても何十分も電ドラを回し続けるわけではないですし、ビス打ちなら数秒程度×ビス打ちの本数分。
「どうしても気になる!!」という方はなるべくお隣さんとの仕切り壁から離れて、窓を閉め切ってやるとかですかね。
※わたくしアパートに住んでた時、電動工具を使うときはそうしてました。
ちなみに:わたくし自宅で使っている掃除機(Panasonicのスティックタイプ)の動作音は、通常モードで「83dB」、強モードで「95dB」でした。
ブラシレスで省メンテナンス
ボディに輝く「e MOTOR」のロゴはブラシレスモータの証。(輝いてはいないです。すいません。)
やはり良い道具を持っているとそれだけでDIYが楽しくなってしまう。
もちろん性能的にも高いんですが、所有欲を満たしてくれるとDIYへのモチベーションにもつながってきますよね。
また、ブラシレスということで定期的なブラシの交換が無く、長寿命。
ブラシって何?自分で交換できるの?という方にとってはブラシレスのメリットは結構大きいと思います。
Q:ブラシを交換しないとどうなるの??
A:ブラシは使用とともに徐々に擦り減っていきます。完全に無くなってしまうと、最悪の場合、モータが焼損・故障します。
メリット/デメリット
以上、各機能と使ってみた感想からメリット・デメリットをまとめると
メリット | デメリット |
・とにかく軽くて取り回しが良い ・ブラシレスなので省メンテナンス ・所有欲を満たしてくれる |
・他の10.8V電ドラと比べ価格が高い |
ラインナップ
『DB12DD』のラインナップは電ドラ本体のみの『DB12DD(NN)』とバッテリー(4.0Ah)が2つセットになった『DB12DD(2LS)』。
バッテリーとセットで買った方が当然お得ではあるんですが、特にDIY女子にオススメは本体のみ『DB12DD(NN)』と1.5Ahバッテリー『BSL1215』をそれぞれ購入し、最軽量で使う方法。
ご予算が許すのであればぜひ!
商品型式 | DB12DD(NN) | DB12DD(2LS) |
色 | 緑 | 緑 |
バッテリー | - | 2個(4.0Ah) |
充電器 | - | 〇 |
ケース | - | ハードケース |
その他 | (+)ビット | (+)ビット |
商品リンク |
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楽天 Yahoo |
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1.5Ahバッテリーとのセット出してくれたら嬉しいのに。
まとめ
今回はHiKOKI製10.8V電動ドライバドリル『DB12DD』についてレビューしました。
何といってもメリットは軽量かつコンパクト。
小容量バッテリーを使えば10.8V電ドラの中での最軽量で女子にも扱いやすいのに、DIYには十分なパワーをお持ち。
欠点は動作音だが、そこはやはりパワーとのトレードオフ。
ライトユーザーであれば、FDS12DALが十分な性能を備えていてかつ低価格とコスパ良し。
ただ、これからDIYを本格的に始めていくんや!という方には、ぜひとも『DB12DD』を手に取っていただきたいと思います。