今回ご紹介するのはmakita18V電動ドライバドリルの『DF484D』。
18Vの中ではミドルタイプでありパワー・コンパクトさ・価格のバランスが取れた機種。
「DF486D」(フラグシップモデル)だとパワーは突出してるけどもサイズが大きく・重いので扱いにくそう。
「DF487D」(コンパクトタイプ)だと軽くて扱いやすいけどパワーが不足しそう。
そのちょうど中間に位置するのが『DF484D』というわけです。
クラスに一人はいたであろう、何か勉強やスポーツで秀でてるわけではないけど、なんでもそつなくこなし、クラスのみんなから分け隔てなく愛されるキャラ。
そんなバランス重視の愛され野郎『DF484D』をレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- マキタ18Vの電動ドライバドリルを探しているけども、パワー・サイズなどで特にこれといったこだわりはない。
- コアビットを使う予定はない
別の機種が良さそうな方
DF484Dのラインナップ
バッテリーや充電器・ケース有無で2種類をラインナップ。
『DF484DZ』は本体のみでバッテリーや充電器・ケースは無し。(ドライバビットとフックは付属してます)
『DF484DGRX』は6.0Ahの大容量バッテリーが2個、急速充電器、ハードケースがセットになった商品です。
バッテリーを持ってないならセット品で購入する方がお得です。
DF484DZ / DF484DZB
本体色 | DZ:青 / DZB:黒 |
バッテリー | ー |
充電器 | ー |
収納ケース | ー |
その他付属品 | No.2(+)ビット,フック |
DF484DRGX / DF484DRGXB
本体色 | DRGX : 青 / DRGXB:黒 |
バッテリー | 6.0Ah×2個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | ハードケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット,フック |
海外版:XFD12Z
『DF484D』の同等品として海外で販売されているのが「XFD12」。
色もスペックも同じものなので、よほど収集癖のある方以外は特に「XFD12」を購入するメリットはないでしょう。
「XFD15」(DF487Dの同等品)は国内のラインナップに無い黒色だったんで、海外品を買う選択肢も無くはないんですが。
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DF484Dの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『DF484DZ』。Amazonで約19,000円。
台形型の段ボール箱を見ると、どうしてもマキタの電動ドライバドリルを思い出してしまう、ある意味「マキタ沼」にハマってしまってる感じです。
そんなことはどうでもいいとして、『DF484DZ』の内容物はというとこんな感じ↓
いつも通り、電ドラ本体とドライバビット、フックが付属してます。
毎度のことながら、マキタの「BL motor」「BRUSHLESS」の表記が高級感があってカッコいい。
こういったところがまた所有欲を満たしてくれてます。
HiKOKIの「eMOTOR」表記も好きですけど。すみません。ここはマキタさんの方で。
注)ただの好みの話です
バッテリー(6.0Ah)を取り付けるとこんな感じ。
フォルムのバランス感はこの『DF484D』が18Vの中で一番良くて、見た目は一番好きですね。
DF487Dは足元ずっしり。DF486は頭でっかち。
重さは1854gとそこそこの重量。
長時間振り回すにはちょっと重めかなと思います。
ドライバドリル全体でみるとやはり重たい方ではあるものの、18V内で見るとちょうど中間位置。
より軽さを求めるなら「DF487D」かDIYモデルでも構わんよって方はHiKOKIの「FDS18DA」あたりが比較検討対象になって来ると思います。
私はとてもじゃないけど扱えそうにないから、10.8Vでいいわ。
1.8kgということで手持ち感はやはりズッシリ。
ただ、上下のバランスが良く、重心が手元に近いためか持ちにくいとか、変に力が要るといったことはありません。
LEDは素子2つを搭載しており、かなり明るめ。
構造上どうしてもチャック部分が陰になってしまいますが、ドリルやドライバ先端箇所は間違いなく照らしてくれるので、暗い場所での作業も安心です。
動作音はやや大きめ
空転時の騒音値は87dB程度と、電動ドライバドリル全体でみると、若干音が大きい方。
意外だったのはよりパワーがある「DF486D」や「DF458D」の方が動作音が静かだったということ。
数dBの差なので、そこまで気にするものでは無いですが、音の大きさが気になる方は参考に。
18V機種との比較
18Vのフラグシップモデル「DF486D」と比べてみると、パワーは劣るものの0.5kgほど軽く、取り回しは『DF484D』に軍配。
ただ、ヘッド長は6mm程度の違いしかなく狭所作業での扱いやすさは変わらない。
価格は『DF484D』の方が1万5000円ほどお安くなっているため、どうしてもパワーが必要(座堀やコアビットを使う)でなければ『DF484D』の選択でOKでしょう。
コンパクトタイプDF487Dとの比較は「DF487Dのレビュー記事」で♪
実際に使ってみた感想
コーススレッド (木材:SPF材) | |
Φ4.2×65mm | ◎(余裕) |
Φ4.8×90mm | ◎(余裕) |
コーチスクリュー (木材:杉材) | |
Φ6×75mm | 〇(可能) |
Φ9×75mm | 〇(低速で) |
ドリル穴あけ (木材:SPF材) | |
Φ21mm | ◎(余裕) |
Φ36mm | 〇(可能) |
ホールソー穴あけ (木材:コンパネ) | |
Φ65mm | 〇(可能) |
『DF484D』のカタログ上のトルク値は60N・m。
対してコンパクトタイプの「DF487D」は40N・mとなっており実際に使って見ても今回の『DF484D』の方が上。
特にホールソーでの穴あけでは「DF487D」では回転スピードの低下がありましたが、『DF484D』ではそこまで低下せずパワーの差を実感。
「DF487D」と比べると取り回しにくさは確かにありますが、やはりバランスの取れた機種だなとの印象です。
ちなみにドライバドリル全体での『DF484D』のトルク値レベルは中間ほど↓
DF484Dのメリット・デメリット
以上の情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
パワーと取り回しのバランスが良い | ✕ |
DF486Dにはパワーで劣る |
〇 | 300モデル超の電動工具とバッテリーが共用 | ✕ | コアビットは非対応 |
✕ | 動作音はやや大きめ |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『DF484D』をオススメできる人と他機種の方が良さような人はというと。
こんな方にオススメ♪
- マキタ18Vの電動ドライバドリルを探しているけども、パワー・サイズなどで特にこれといったこだわりはない。
- コアビットを使う予定はない
別の機種が良さそうな方
まとめ
今回は『DF484D』をレビューしました。
コンセプト通りバランスが取れた機種で、あ~機種選びに失敗したなぁ・・・となるリスクの低い万人受けタイプ。
18Vということで電動工具自体のラインナップも非常に充実してますし、これから電動工具を集めていこうと考えている方にもオススメしやすい一品かなと思います。